今朝は例のTシャツ少年に会わなかったなぁ・・・。風邪ひいてなければいいけど。
師走とはよく言ったもので、ほんとこの時期は雑事が増えたり(インボイス制度関係もめっちゃメンドイ・・・)、ちょっと頭のネジが緩んだお客人や、相変わらず楽譜の運指等のくだらねぇ質問をしてくるクレクレ君から電話が来て、「もういい加減、ギター教室に通って先生に聞けやっ!」と罵倒したくなる衝動を抑えつつ、眉間にマリアナ海溝並のシワを刻む日々を送っちょりまっす。
うちのお店は12月30日が仕事納めなんすけど、今年を振り返ってみまっすと連休なるものを1回も取れなかったわ・・・。つまり、12月31日~2023年1月4日の5連休が1年ぶりの連休でんがな・・・。オイラは一体いつまで老体に鞭打てばいいんだ・・・。
さて、冒頭の音源はPaco de Lucía(パコ・デ・ルシア)の1987年にリリースされた歴史的名盤、“Siroco(邦題:シロコ~熱風)”に収録されているロンデーニャ形式の名曲、“Mi niño Curro(可愛いクーロ)”でっす。
パコ・ファンの方はご存知のとおり、クーロはパコの愛息で当時4歳だったCurro Sánchez(クーロ・サンチェス)のことでございまっする。
長じてクーロはフラメンコではなく映像方面へと進み1、日本では2016年に公開されたドキュメンタリー、“La Busqueda(邦題:パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト)”の監督を努めまっしたね。
で、録音ではこの曲はテンポリブレ(自由リズム)のゆったりした曲調のまま終了するのでっすが、ライブでは同じロンデーニャ形式の中期の名作、“Cueva Del Gato(邦題:エル・ガトの洞窟)”と同様、後半がファンダンゴのリズムで演奏されるのが常でございまっした。
下のライブ動画でっすと、7:11あたりから始まりまっす。
ほんの冒頭部分を採譜してみまっした。楽譜はこんな感じでっす。
すんごくカッコよな展開で素敵っ!
締めは“エル・ガトの洞窟”でも弾かれている有名なピカードが奏されてワクワクが止まんねぇっす。
そうか・・・。来年の2月25日でパコが逝って丸9年になるのだな・・・。オイラもそれだけ歳を取ったんだねぇ・・・。(黄昏)


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