ここのところ、若い頃によく聴いたハードロックやヘヴィメタルを聴き直しておりまっす。
当時は既にすちゃらかギター弾きのオイラでっしたので、聴き方としてはどうしてもギターにばかり耳が行ってしまう感じでっしたが、ジジイになった現在は純粋に音楽全体を自然に聴くようになり、若い頃には得られなかった感興を犇々と感じるようになったっす。(と言いながら、愚ブログではギターのことばかり書いちょるな・・・)
これは音楽を聴く最も自然で理想的な形でござろうと思ふ。
てゆ~か最早、21世紀の現代においては自分の好きな音楽ジャンルだけを聴き、語り、それ以外は聴かないというのは言葉は悪いでっすけど、“ダサい”と思ふ。
ジャンルというのは確かに存在するのでっすけど、それはあくまでも音楽に限らず芸術全般の歴史的な成り立ちなんかを詳細に分析するために分かりやすようにカテゴライズされているだけのものであるわけで、オイラの周りでも自分の好みではないジャンルを否定する方をよくお見受けしまっすけど、それは単に個人的な趣味や興味に埋没しているだけであって、本来、芸術全般にダメなものというのは存在しないんぢゃないだろうか?
もちろん、それぞれのジャンルには様式というものがござるので、それらを破壊する行為は許されないと思ふ。
と、最近のオイラは何だか3回目の成人式を無事に迎えて何かしら心境が変化しちまったのかねぇ・・・。今更ながらBruce Lee(ブルース・リー)大先生の
Don’t think, feel!(考えるな、感じろっ!)
という名言や、
明鏡止水
なんていう境地を求めるようとするお年頃になったのかもしれぬ。あまり人間的な成長はしていないのだけどね・・・。(どしたの?)
さて、冒頭の音源はブラジルのクラシック、ポピュラー両面で功績を残した作曲家、Radamés Gnattali(ハダメス・ジナタリ、もしくはニャタリ)の美しき小品、“Saudade(サウダーヂ)”の校訂&アレンジをしたブラジル出身の大巨匠、Laurindo Almeida(ローリンド・アルメイダ)自身の演奏でっす。
あぁ、やっぱりアルメイダ大先生はムイ・ビエンだなぁ。演奏技術は元より、音の美しさ、暖かさが胸に沁みまっす。
皆様ご存知の通り、アルメイダ大先生はクラシック、ボサノヴァ、ジャズ、その他あらゆるジャンル(!)でスンバラシイ演奏を残しておりまっすよね。正にオールラウンダー・ギタリストでありまっす。
自作品も佳品が多いでっすが、アルメイダ大先生はアレンジの妙もスンバラシイっすな。
んで、このジナタリ(ニャタリ)の“サウダーヂ”は小品ながらとても美しい作品であるためか、国内外のギタリストに愛奏されちょりまっす。
オイラはこれまで何人かのギタリストによる演奏を聴きまっしたが、独断と偏見を恐れずに言えば、アルメイダ大先生の演奏を超えるものを未だに知らぬ。
特にいつもハッとさせられるのが、エンディング間近のスケール部分の演奏でっす。音源の2:52辺りでっす。
アルメイダ大先生はここをクレッシェンドしながら軽やか、且つ、実にレガートに弾いていらっしゃるのでっすが、実際に弾いてみるとかなりムズいっす。なかなかこういう風には弾けんすよ。
一時、この曲が好き過ぎて毎日のように弾いたっけ。
楽譜は現在でも入手しやすいでっす。弾いてみたい方はここや、もしかしたら国内の楽器店でも入手できるかも。


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