実はオイラ、飛行機ってやつが苦手でっす。
あんなデカいもんが空を飛んぢゃいけねぇよ。だもんでっすから、20年ちょっと前に生まれて初めて飛行機に搭乗しなきゃならんかった時は憂鬱だったわ・・。
飛行機に乗ってどこに行ったかというと、山形でっす・・・。え?何をしにって?
親戚の結婚式
に参加するためでっす。
というようなことを旧愚ブログで書いたのでっすが、その結婚式でギターを弾いて欲しいと依頼されたのであった。
トーシロのくせに生意気でっすが、オイラはこういう場での演奏は極力避けるケツの穴が小さい野郎でっす。事実、千葉の親戚のお兄ちゃんの結婚式でもギターを弾いて!と頼まれたにも関わらず、のらりくらりとお断りしたもの。
理由はいくつもあるんすけど、今回は割愛するっす。
なぜこの時は承諾したかというと、当時存命だった婆ちゃん(我がマミーのマミー)に「○ちゃん。ギター弾いでぐれね?」と懇願されたからでござんす。
で、お目出度い席でっすから明るく楽しい曲が良かろうとAndrew York(アンドリュー・ヨーク)の“Sunburst(サンバースト)”と
冒頭音源のSabicas(サビーカス、1912-1990)の“Variaciones De Alegrías(アレグリアスの変奏)”を弾いたのでございまんするす。
せっかくなので1986年、セビージャの“Bienal de Flamenco(ビエナル・デ・フラメンコ)”に出演された際のライブ動画もどうぞ。御年74歳。ムイ・ビエンっ!
普通、こういう席ってみんなお酒が入ってまっすからザワつくはずなんすけど、オイラがギターを弾いている間は静かに聴いてくれて気持ちよく弾けたっけ。
という訳で、冒頭部分の楽譜はこんな感じでっす。
サビーカス大先生らしいナイスなアレグリアスでっす。
で、上述の結婚式なんすけど無事に2曲を弾き終えて席に戻ろうとしたら来賓の方に
兄ちゃん。“禁じられた遊び”は弾けるかい?
と問われ、弾けまっすとお応えすると是非弾いてくれとリクエストされてもうたのね・・・。でも、この曲って結婚式で弾いて良いのだろうか???と逡巡してもうた・・・。
だって、曲の途中でメジャー(長調)には転調するけんど、最終的にはマイナー(短調)に戻るぢゃないですか。華やかな席で演奏する曲としては暗すぎましょ?
んで結局、演奏したのでっすが、
一番ウケてもうた・・・。
理由は簡単。
誰もが知っている曲だから。
そういうことなのね。
小難しい曲を弾くよりも、こういう場では誰もが知る名曲を選曲するのが一番なのよね。
“サンバースト”や“アレグリアスの変奏”を聴くたびにこの結婚式の事を思い出すわい。
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