ハイっ!まもなく会社を出なければいけないので、今日は手短に。
冒頭の動画はスペイン出身のギタリスト、Pablo Sáinz-Villegas(パブロ・サインス・ビジェガス)による、Francisco Tárrega(フランシスコ・タレガ)の“Recuerdos de la Alhambra(アルハンブラの思い出)”の演奏なのでっすが、楽譜に付された通常の運指でレパートリーにされている方は冒頭1小節目からちょっとドキッとしてしまうかもしれませぬ。
メロディーのEは通常、2弦で弾くのが一般的でっすが、パブロさんは1弦開放で演奏していらっしゃいまっす。
というより、全体的に1弦主体の運指になっていて、オイラはこの曲は目を瞑っても弾ける曲なので無意識にいつも弾いている運指が頭に浮かんでもうて、動画の運指を見ていると視覚的混乱が起こってクラクラしまっす・・・。
ギターの場合、同じ音が違う弦で出せてしまう楽器1なので、運指は様々なヴァリエーションが考えられまっすね。
ほとんどの場合、曲想的に一番合う音色&合理的な左右両指の流れ等を考慮した運指に絞られるわけで、そういう意味ではギタリスト・コンポーザーの作品はもの凄く良く考えられているのね。タレガ然り。
もちろん、“アルハンブラの思い出”の冒頭Eを1弦で弾いても全く問題は無いっす。したがって、パブロさんの運指は考えられんっ!&あり得ないっ!とは決して言えまっせん。が・・・。
これは完全にオイラの好みなのでっすが、この曲の冒頭Eは2弦で取る方が気持ちいいでっす。
2弦Eの音に馴染み過ぎているからかもしれまっせんが、それ以前にタレガがEを2弦に指定しているので尊重したいという気持ちもございまっす。
運指をあれこれ考えるのが好きなので、実を言うとオイラも“アルハンブラの思い出”は考えつくあらゆる運指で練習したことがございまっす。でっすので、当然1弦Eでも弾いたことがございまっす。
結果、やっぱりオイラは2弦の音色の方がしっくり来るのでっす。
あ、でも、この曲に限らず、他の曲でも様々な運指で練習してみるのはとても有意義な事だと思いまっす。

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