いやぁ、今日は休み明けっていうこともあって朝っぱらから仕事に追われてもうて、ようやく一息ついた現在は16:20なり。疲れるわい・・・。こういう時は静かな音楽を聴いてクールダウンしたいなぁ・・・。
という訳で、冒頭の音源はArthur Rubinstein(アルトゥール・ルービンシュタイン)による、Frédéric Chopin(フレデリック・ショパン)の“24 Préludes Op.28”から第4番でっす。
やっぱり、ショパンの“プレリュード集”はええなぁ・・・。落ち着くわぁ・・・。
初版楽譜より第4番冒頭部分。
この曲のギターソロ・アレンジと言うと古くからFrancisco Tárrega(フランシスコ・タレガ)のものが知られちょりまっすね。
タレガは原調のEm(ホ短調)からAm(イ短調)に移調&メロディーを低音に移して見事なアレンジをされちょりまっする。
タレガ編による演奏動画。
んで、これまでオイラがギターソロによるショパン作品のアレンジで最も感銘を受けたのは、尊敬して止まないRoland Dyens(ローラン・ディアンス)のものでっす。
有名なフランスのHenri Lemoineから出版されている“Mes arrangements à l’amiable(出会いの編曲集)”に“Mazurka Op.68-.4(マズルカOp.68-4)”、“Valses Op.69-1(ワルツOp.69-1)”、“Valses Op.69-2(ワルツOp.69-2)”が収録されちょりまっす。
“ワルツOp.69-2”のディアンス先生の演奏動画。
残念ながら“プレリュードOp.28-4”は収載されちょりまっせん・・・。
が、以前、ディアンス先生がこの曲をギターソロにアレンジして演奏している動画があったのでございまっす。
現在は無くなってしまったのでっすが、例のディアンス・マニア(?)のEdgar Blanc(エドガー・ブランク)さんの演奏音源がござる。
ディアンス先生は何と⑥=F#、⑤=Bという変則チューニングを用いてBm(ロ短調)に移調してアレンジしていまっす。
正式なアレンジ譜は残念ながら未出版なのでっすが、前述の今は無きディアンス先生のYouTube動画から、Maxime Charbonnier(マクシム・シャルボニエ)さんという方が採譜をされた楽譜が手元にござんす。アレンジ譜の冒頭はこんな感じでっす。
タレガ同様、メロディーを低音に移しておりまっす。
さすがにディアンス先生らしい素晴らしいアレンジでございまっす。
弾いてみたい方はいつものように下記からDLってくだされ。
【余談】
記事中でご紹介をしたディアンス先生の“Mes arrangements à l’amiable(出会いの編曲集)”は2001年に刊行されたのでっすが、今オイラの家にある楽譜は刊行されてすぐ購入して使い倒した結果、表紙がボロボロになっちょりまっす・・・。
実はこの曲集。当初は収載されているいずれかの作品の版権問題でフランス国内のみでの販売に限定されちょりまっした・・・。
んが、どうしてもこの曲集をゲットしたかったオイラはある謀略を巡らせたのであった。
当時、フラメンコ・ギターを通じてメールのやり取りをしていたフランス人の方がおりまっして、その某氏にカクカクシカジカと説明をし、某氏に取りあえず日本円で弐萬圓ほど送金して楽譜を購入してもらって送ってもらったのであった。
もちろん、そんな高額な楽譜ではないのでっすが、手間隙かけてしまうわけでっすから、似非江戸っ子のオイラは「釣りは取っといてくんない」と大盤振る舞いをしたってわけっす。
1年ほど経って版権がクリアし、現在は普通にゲット出来るようになりまっした。
めでたしめでたし。
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