ニッケの花

ガキンチョの頃、オイラは(株)浅田飴謹製の“浅田飴ニッキ”が

ちょっと苦手でござんした。

あの独特の風味が何とも言えずダメで・・・。が、長ずるにしたがって好きになったなぁ。何でだろ?

ニッキ・・・。もしくはニッケ、今はどちらかと言うとシナモンという呼び名の方が一般的っすな。

さて、冒頭の動画は“ムシカ・クリオーヤ1”を芸術の域まで高め、“ペルーの貴婦人”と謳われリスペクトされたChabuca Granda(チャブーカ・グランダ、1920-1983)の名曲、“La flor de la Canela(ニッケの花)”のチャプーカ・グランダ本人による貴重な歌唱動画でっす。

知る人ぞ知るかもしれまっせんが、名曲ゆえに大物ミュージシャンによるカバーも多く存在しまっす。

例えばブラジル音楽界の重鎮、Caetano Velosoカエターノ・ヴェローゾ)や

スペインを代表するオペラ歌手、Plácido Domingoプラシド・ドミンゴ

などは有名っす。

この曲は“Vals peruano(ペルーのワルツ)”による作品なのでっすが、クラギでもお馴染みのリズム形式でっすね。

アルゼンチンの名手、Jorge Cardoso(ホルヘ・カルドーソ)の有名な“Suite Sudamericana(中南米組曲)”に収録されている、“ペルーのワルツ”を弾いたことがある方は結構いらっしゃるのではなかろうか。(特にその昔、NHK教育テレビで放送されていた“ギターをひこう”を視聴されておられた方々)

カルドーソ自身による“ペルーのワルツ”の貴重な演奏動画。

となれば、“ニッケの花”をソロ・ギターで弾いてみたいっ!のは人情でござんす。

ソロ・ギターのためのアレンジはオイラが知る限り、まずはペルーのギタリスト、Coco Vega(ココ・ベガ)のアレンジがシンプルながらなかなかよろし。

アレンジ譜の冒頭はこんな感じでっす。

お次はスペインの名手、Carles Trepat(カルレス・トレパット)のアレンジざんす。

アレンジ譜の冒頭はこんな感じでっす。

原曲のニュアンスに近いムイ・ビエンなアレンジでっす。

演奏技術的難易度はトレパットさんの方が難しいでっすが、いずれも甲乙つけ難い素晴らしいアレンジだと思いまっす。

弾いてみたい方っ!ココ・ベガさんのアレンジ譜は彼のウェブサイトから、カルレス・トレパットさんのアレンジ譜はここから購入可能でっす。

ちなみにシナモンの花言葉は

だそうでっす。

とっくの昔に悪魔に魂を売り渡したオイラとは無縁の言葉なり・・・。(諦念汗)

脚注

  1. かつて、スペイン人がインカ帝国を征服し、植民地時代に土着化した白人の人たちの音楽のこと。

Luzia

【源氏名】
Luzia(♂)

【本業】
都内某楽器店でカリスマ店長のフリをすること。

【嗜み】
すちゃらかなギターを弾くこと。

【趣味】
読書(末期の活字中毒者)、たまに映画を観たり、ゲームをしたり。

【特技】
土下寝、妄想、妄執、迷走、酒池肉林。

【資格】
A級穀潰師、超弩級竿師、Luzia流天手古舞&きりきり舞い家元。

【血液型】
絵に描いたようなB型。

【星座】
天秤座。稀に便座。

【不具合】
肛門括約筋が活躍しないことがある。

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【愚ブログについて】

2009年7月某日から2022年8月3日に渡ってやっていたブログ、“土下寝で昼寝~すちゃらかギター弾きの妄執~”を訳あってデータベースごと消滅させてしまい、同年8月10日に装いも新たに再開したブログでっす。ギター(ジャンル問わず)、音楽(これまたジャンルを問わず)、その他に関して書きまくりてぇ~っ!と思った時に駄文を垂れ流しまくる、毒にも薬にもならないブログでっす・・・。

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