今朝、出勤途上のJR山手線が日暮里駅に停車し、客人の乗降が終わって出発のためにドアが閉まった途端、
なんか揺れてねぇか?
と、思ふた。
で、30秒ほど停止した状態で電車は走り出したのでっすが、特に車掌さんからアナウンスもなく、気のせいかと思いつつスマホで地震速報を確認したら、震度4の地震が東京湾付近で起こっておったのね・・・。
ヤベェ・・・。自宅の床に積んでおる書籍や楽譜が雪崩れてるかもしんねぇな・・・。
さて、冒頭の動画はイギリス出身で、現在はロサンゼルスを拠点に映画音楽の作曲家としても活躍しているギタリスト・コンポーザー、Flynn Hase Spence(フリン・ヘイズ・スペンス)のEduardo Sáinz de la Maza(エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ、1903-1982)が兄、Regino Sáinz de la Maza(レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ)に捧げた佳品、“Homenaje A La Guitarra(ギター讃歌)”の演奏でっす。
兄、レヒーノもオリジナル作品をたくさん残しておりますが、どちらかと言うとスペイン気質の作風が多いのに対して、弟のエドゥアルドはフランス音楽、ジャズなどのテイストを活かしたシャレオツな作品が多いっす。
最も人気の高いトレモロ作品、“Campanas del Alba(暁の鐘)”はスペイン風ですが、随所にフランス音楽のエスプリも感じられまっする。
村治佳織さんの“暁の鐘”の演奏動画をどうぞ。
で、“ギター讃歌”はあまり弾かれないのでっすが、あの山下和仁さんも1985年にリリースしたアルバム、“フィンランディア”で録音しちょりまっす。1
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。
もっと演奏されて良い名曲だと思いまっす。
楽譜はフランスのGérard Billaudot Éditeurから現在も出版されちょる。興味のある方はこのあたりで入手されるがよか。
脚注
- 現在はRCAレーベルに残した膨大な録音から厳選され、2022年にリリースされた“山下和仁の芸術”シリーズの第1集に“ギター讃歌”が収録されちょりまっす。
コメント