

今日は都内某所に某楽器の引き取り(買い取り)に行ったのでっすが、搬出は楽だったんすけど何なんすか今日の暖かさわっ!
何でオイラ一人だけ汗ダラダラなんだろう・・・。困ったもんでっす・・・。
さて、グラン・マエストロ、山下和仁さんのアーカイブ・シリーズ第5弾&第6弾がリリースされまっしたがなっ!
第5弾は20代前半の貴重な音源、第6弾は1989年に御茶ノ水のカザルスホール(現 日本大学カザルスホール)で全6回で開催された特別企画「山下和仁の世界」から名演を抜粋して収めたディスクでっす。
各アルバムの内容は以下のとおりでござんす。
【山下和仁/アーカイブ・シリーズ 5:燦爛~伝説の幕開け~】
ジュリアーニ/大序曲
アルビノーニ(山下和仁 編)/アダージョ1
ビーニャス/独創的幻想曲
M=トローバ/ソナチネ
パガニーニ(山下和仁 編)/カプリスNo.24
リスト(山下和仁 編)/ハンガリー狂詩曲No.2
ソル/魔笛の主題による変奏曲
J.S.バッハ(山下和仁 編)/シャコンヌ
ファリャ/粉屋の踊り
グラナドス(山下和仁 編)/ゴヤの美女
C=テデスコ/タランテラ
【山下和仁/アーカイブ・シリーズ 6:カザルスホール特別企画「山下和仁の世界」の記録】
トゥリーナ/セビリャーナ
ソル/序奏と主題と変奏Op.20
ソル/セレナードOp.37
C=テデスコ/愛と死と(ゴヤによる24のカプリチョスOp.195 第6曲)
C=テデスコ/神よお赦し下さい。それが母親だったとは(同上:第8曲)
C=テデスコ/何の病気で死ぬのだろうか(同上:第17曲)
C=テデスコ/細く紡ぐ(同上:第19曲)
ウォルトン/キューバ風に(5つのバガテルより)
ヘンツェ/3つのテントス
J.S.バッハ(山下和仁 編)/ブーレ(組曲ホ短調BWV996より)
J.S.バッハ(山下和仁 編)/アンダンテ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003より)
J.S.バッハ(山下和仁 編)/アレグロ(同上)
カタルーニャ民謡(山下和仁 編)/鳥の歌
確かにお若い頃の山下さんはその人間離れした技巧、曲によっては信じられぬくらい速いテンポで演奏をされることがあり、賛否両論入り乱れた評価をされたギタリストでございまっするが、還暦を過ぎた現在、ある意味孤高の極みに達したとしか思えない円熟した演奏を聴くにつけ、それは若き日の求道的とも言えるヴィルトゥオージックな演奏があってこそなのかもしれまっせぬ。
業界特権で早速聴いたのでっすが、オイラ的には山下さんの追っかけ(今風に言えば推し活)をしていた頃の演奏を久々に聴いてウルウルっす。
脚注
- 現在ではRemo Giazotto(レモ・ジャゾット)の作品として認知されておりまっするね。
さっそく【山下和仁/アーカイブ・シリーズ 5:燦爛~伝説の幕開け~】のCDを聴きました。「燦爛(さんらん)」って言葉は初めて聴きましたが、往年の山下節炸裂ですね。
アルビノーニのアダージョは初めて聴きました。
粉屋の踊り、ゴヤの美女なんかは当時NHKFMの「午後のリサイタル」で演奏されていて、カセットにエアチェックして何度も聴いたのが懐かしい思い出です。
今後もこのシリーズに期待したいです。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございまっする。
発表会やら何やらでバタバタしてもうて、返信が遅延し申し訳ございませんでっした。
>アルビノーニのアダージョは初めて聴きました。
ライナーノートにもちらっと書かれておりましたが、長年、録音が行方不明になっていたもので、ようやく発見されて今回のアーカイブ・シリーズに収録されたそうでっす。
アーカイブ・シリーズはご関係者の方のお話によりますと、今後もしばらく続きそうでっす。楽しみっす!