昨日は結局、学生さんたちをお相手して一段落ついたら午後4時になっており、メンドクセーので昼飯は食わなんだのでっすが、若い頃なら空腹が耐えられなかったっすけど、寄る年波で朝&昼を食わなんでも全然ヘーキになってもうた。
ついこの間、Charles Chaplin(チャールズ・チャップリン)の名曲、“Smile(スマイル)”の事を書いたので(ここ)、今日はチャップリンにちなんだギター曲の事を書きまっする。
さて、2022年の“カンヌ映画祭”で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がキーフから生中継でサプライズ登場され、
「戦争を前に映画が沈黙していないことを証明するには新たなチャップリンが必要だ」
と、スピーチされたのは記憶に新しいところでっすが、
21世紀の現代においても絶大なる影響力を持つチャップリンは紛うことなき偉人だと思いまっする。凄いなぁ・・・。
ギターとチャップリンと言うと、前述の“スマイル”や、
1952年に公開されたチャップリンのアメリカで製作をした最後の作品、“Limelight(ライムライト)”のあの美しい主題歌、“Eternally(エターナリー、もしくは“テリーのテーマ”)”
のアレンジが定番でっすが、実はチャップリンそのものをモチーフにしたオリジナル・ギター作品がございまっす。
スペインを代表する名ギタリスト、Gabriel Estarellas(ガブリエル・エスタレジャス)自身が2015年に作曲をしたギターのための20の小品、“Homenaje a Charles Chaplin(チャールズ・チャップリンへの讃歌)”でござんす。
冒頭の音源はエスタレジャス自身の演奏によるダイジェストでっす。
収録曲は以下のとおりでございまっす。
- Entrada(オープニング)
- Vagabundo(放浪者)
- Tiempos Modernos(モダン・タイムス)
- Luces(照明)
- Quimera(空想)
- Bastón(スタッフ)
- Humildad(謙虚)
- Sueños(夢)
- Remembranza(追憶)
- Caricatura(風刺)
- Entreacto(休憩)
- Bombín(山高帽)
- Añoranza(郷愁)
- Botas(ドタ靴)
- El Chico(小さな男の子)
- Tramoyista(舞台係)
- Charlie(チャーリー)
- Blanco y Negro(モノクロ)
- Chaplin(チャップリン)
- Final(エンディング)
各曲はエスタレジャス先生の完全な創作によるチャップリンをイメージした現代作品(とは言っても、どちらかというとポピュラー風)でっすが、17曲目の“チャーリー”は唯一エンディングに“エターナリー”のメロディーの引用がござる。(下の音源2:57~でっす)
楽譜はこんな感じでっす。


全体的にギター作品として大変よく出来ておりんす。
楽譜はエスタレジャス先生のサイトから購入出来まっす。(PDF版のみ)また、楽譜に完全準拠したCDも購入可能なり。もしくは、iTunesでも購入可能っす。
興味のある方は是非、どうぞ。
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