東京は今週、金曜日くらいまで夏日になりそうっすね。で、土日は最高気温が10℃台前半だって・・・。
なんかさすがにキッツいわい・・・。相変わらず疲労感が抜けんし・・・。今朝は寝冷えちまったし・・・。
さて、またまたFrédéric Chopin(フレデリック・ショパン)のギターソロ・アレンジ楽譜ネタでおもさげながんす。
冒頭の動画はStanislavovich Bunin(スタニスラフ・ブーニン)によるショパンの有名すぎる名曲、“Polonaise No.6 Op.53(ポロネーズ第6番Op.53)”の演奏でっす。
通称、“英雄ポロネーズ”っすね。曲名は知らなくとも、誰もが一度は聴いたことがござる作品でっすよね。
んで、この曲を(無謀にも)ギターソロ・アレンジで演奏したギタリストと言うと、ハンガリーのJózsef Eötvös(ヨージェフ・エトヴェシュ)が有名っすね。
現代ギター社から刊行されている“ヨージェフ・エトヴェシュ編/ギターソロのためのショパン編曲集)にアレンジが収載されちょるんで、挑戦された方もいらっしゃるかもしれまっせんね。
エトヴェシュさんは原曲のA♭major(変イ長調)から半音高いA major(イ長調)に移調してアレンジしちょりまっすが、とは言え、この曲をギターソロで演奏するのはやっぱりかなりの冒険でありませう・・・。
が、更に攻めたアレンジをしておるのが、例のショパンのピアノ作品をたくさんアレンジしているドイツのギタリスト、Jerzy Koenig(イェジー・ケーニヒ)さんでございまっしょう。
ケーニヒさんはエトヴェシュさんとは逆に原調から半音低いG major(ト長調)に移調し、⑥=D、⑤=Gの変則チューニングでアレンジされちょりまっす。
演奏動画をご覧いただくとお分かりの通り、このガチンコの激ムズ・アレンジをよくぞここまで演奏出来るものだと関心しきりでありまっす。
ちなみにこのアレンジは1箇所だけ20フレットのC音が出てきまっすので、19フレットのギターでは演奏不可でっす。
弾いてみたいツワモノの方。アレンジ譜はケーニヒさんのウェブサイトから購入可能でっする。
ついでと言っては何なのでっすが、これまた誰もが一度は聴いたことがあるでありませう名曲中の名曲、“Impromptu (posthume) cis-moll Op.66(即興曲-遺作 嬰ハ短調 Op.66) ”。
通称、“幻想即興曲”でございまっするね。
旧愚ブログに書いたことがございまっすが、テクニシャンとしても知られるギタリスト、猪居亜美さんの2019年にリリースされた名盤、“MEDUSA(メドゥーサ)”にギタリスト、垂石雅俊さんのギターソロ・アレンジよる演奏が収録されちょりまっす。
さすがにこの曲をギターソロで演奏するのは冒険中の冒険かと思われるのでっすが、垂石さんのアレンジはパッセージによってはギタリスティックな手法を用いて(例えばトレモロとか)、演奏効果の高いアレンジに仕上げられておりんす。
原調から半音高いD minor(ニ短調)に移調&⑥=Dでアレンジされちょりまっして、猪居さんはそのアレンジをギターのチューニングを半音低いバロックピッチ(A≒415)で演奏することにより、モダンピッチ(A≒440、もしくは442)における嬰ハ短調の響きにされちょりまっす。(ムイ・ビエン!)
このアレンジ譜は“アコースティック・ギター・マガジン 2019年12月号 Vol.82”に収載されまっしたので、トライしたことがある方がいらっシャルル・ド・ゴール空港かもしれません。
で、このアレンジも最高音に20フレットのC音が出てきまっす。(あぁ、オイラのフラメンコ・ギターにも20フレット付けようかなぁ・・・)
さすがにこの曲のギターソロ・アレンジは垂石さんのものが唯一かと思うちょったのでっすが、実はケーニヒさんもアレンジしちょるのよ。
ケーニヒさんもニ短調でアレンジされちょるのでっすが、ケーニヒさんのアレンジは冒頭の印象的なパッセージ(その後も何度か繰り返される)は垂石さんのアレンジとほぼ同様でっすが、全体的には可能な限りピアノ原曲にかなり忠実なガチンコ・アレンジになっちょるっす・・・。


正直、このアレンジを弾きこなすのはかなり大変っす・・・。
残念ながらこのアレンジのケーニヒさんの演奏動画はござらんかった。(ケーニヒさんだったら、スラスラと弾いてしまいそう・・・)
こうなったらオイラ&アタイが弾いちゃるというチャレンジャーの方。楽譜はケーニヒさんのウェブサイトから購入出来よりまっす。
健闘を祈りまっす!(要:言うまでもなく、20フレットのギター使用必須)
コメント