昨日は超暑がり体質のワタクシでもTシャツ一枚はさすがに肌寒かったですけど、今日は実にさわやかな日曜っ!降りそそぐ太陽っ!by 田中星児さんという陽気でナイス。
でも、明日辺りからまた暑くなるそうです・・・。勘弁して欲しい・・・。
さて、冒頭の音源はピアノの大巨匠、Wilhelm Kempff(ヴィルヘルム・ケンプ)によるLudwig van Beethoven(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)の“Sonate für Klavier Nr.14 “Sonata quasi una fantasia” cis-moll Op.27-2(ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調)、通称“月光ソナタ”の演奏でございます。
曲名は知らなくても誰もが一度は聴いたことがある名曲ですね。ワタクシは特にケンプ大先生による演奏が大好きでありまして、何度聴いても身の内が震えるほどの超名演だと思います。
旧愚ブログで“月光ソナタ”のギターソロ・アレンジに関するネタを何度か書いた記憶がございますが、今回はその時には書かなかった新ネタです。
“月光ソナタ”のギターソロ・アレンジと言うと第1楽章のみが、古くはFrancisco Tárrega(フランシスコ・タレガ)が、原調のC#m(嬰ハ短調)より半音高く移調したDm(ニ短調)のものや、
ロシアの名手、Anton Baranov(アントン・バラノフ)のによるタレガ編の演奏。
Agustín Barrios(アグスティン・バリオス)による原調(嬰ハ短調)より2全音下に移調したAm(イ短調)によるアレンジが有名ですね。
フランスの名手、Thibaut Garcia(ティボー・ガルシア)によるバリオス編の演奏。
これは旧愚ブログでご紹介しましたが、トルコ出身の名手、Emre Sabuncuoğlu(エムレ・サボンジュール)はバリオスと同じイ短調で全3楽章をアレンジして演奏しています。(驚異的!)
第1楽章の演奏。
第2楽章の演奏。
第3楽章の演奏。
ここまで書いて今更ですが・・・、ワタクシはこの曲に関してはピアノ原曲で聴くのを好んでおります。
ですので、脳内に嬰ハ短調の響きが完全にインプットされてしまっておりまして、ニ短調やイ短調の響きは個人的に微妙な違和感を感じてしまうことは否めません。
もし、この曲をどうしても原調で演奏したいと思いましたら、最もシンプルなのは前述のタレガによるニ短調のアレンジを半音下げチューニングで弾く方法です。
ですが、この方法は録音をする場合は良いと思いますが、コンサートや発表会等で演奏しようと思いますとチューニングが面倒ですし、その手間を省くためにギターを2本用意するというのもちょっと大変ですよね。
では、原調でアレンジして演奏するのは不可能かと言うと、決して不可能ではありませぬ。
ヨルダン出身の名手、Tariq Harb(タリク・ハーブ)はノーマル・チューニング、且つ、原調でアレンジして演奏されております。
ムイ・ビエンっ!
やっぱり、原調での演奏はしっくり来ます。
タリク・ハーブさんによりますと、このアレンジはアメリカのギタリスト、音楽教育者であるRobert Tarchara(ロバート・ターチャラ)の原調による既存のギターソロ・アレンジをロバート・ターチャラさんに快諾を得て、より原曲の精神と音色等を可能な限り忠実に再現するために編集・運指を施して、一から再アレンジをした改訂版との事でございます。
アレンジ譜冒頭部分はこんな感じです。
ギターでは嬰ハ短調の調性はかなり弾き辛いためオリジナル作品、アレンジ作品では滅多に見ることがございません。
アレンジ譜を全般に渡って目を通してみましたが、さすがに良く考えられたアレンジになっていて、工夫次第では何とかなるのだなと勉強になりました。
アレンジ譜はタリク・ハーブさんのウェブサイトで購入可能です。興味のある方は是非どうぞ。




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