昨日は公休だったので自宅でまったりとしていたのですが、23時過ぎにスマートフォンから緊急地震速報のブザー音がけたたましく鳴り響いて身構える。
江戸川区は震度3でしたが、山梨は震度6弱でしたものね。このところ地震が頻発していますなぁ。いよいよか?
加えてダブル台風(7号&8号)でございましょう?
今朝は念のため早めに家を出たのですが、朝は嵐の前の静けさという感じで電車も全然大丈夫でしたので1時間も早い出社になってしまった・・・。
8号は東に抜けたようですが、7号は予報ですと夜半に関東へ最接近する感じです・・・。
まぁ、地震にしても台風にしても自然現象ですからどうしようもないですけどね・・・。
さて、冒頭の動画はもはや説明不要と思われるNikolai Rimsky-Korsakov(ニコライ・リムスキー=コルサコフ)のオペラ、“Сказка о царе Салтане(サルタン皇帝)”の第3幕の間奏曲として夙に有名な“Полет шмеля(熊蜂の飛行)”の演奏です。
名曲過ぎて現在でも様々なメディアでアレンジされて使用されていますね。
旧愚ブログではワタクシがこれは良いっ!と、思ったギターソロ・アレンジによる演奏やアレンジ譜を2つご紹介しました。
一つはギリシャのギタリスト、Dimitris Kotronakis(ディミトゥリ・コトロナキス)のバージョン、
もう一つはトルコ出身のギタリスト、Emre Sabuncuoğlu(エムレ・サボンジュール)のバージョンです。
コトロナキスさんのアレンジは右運指がかなり個性的なものになっていて面白いです。
アレンジ譜はClear Note Publicationsからピースとして出版されましたが、残念ながら現在はカタログから消滅してしまっております。(残念)
一方のサボンジュールさんのアレンジは速いスケールを基本的に p (右親指)- a(右薬指) – m(右中指) – i(人差し指)で演奏するオーソドックス(?)なアレンジで弾きやすいものになっております。
アレンジ譜はサボンジュールさんの楽譜サイトで購入可能です。
実のところ、YouTubeでギターによる“熊蜂の飛行”の演奏動画を検索いたしますとクラシック・ギターは元よりエレクトリック・ギターによる演奏等、結構多くアップされております。
たまたま久し振りに検索をしてみましたらロシアのギタリスト、Alexander Milovanov(アレクサンダー・ミロヴァノフ)という方のクラシック・ギターソロによる素晴らしい演奏動画がございました。
ムイ・ビエンっ!
個人的にはこのアレンジが、今まで様々なギターソロによる演奏を聴いてきた中で最も原曲の雰囲気を再現していると思います。
ミロヴァノフさんの動画説明を見ますと、このギターソロ・アレンジは愚ブログでも何度かご紹介をしたロシアのギタリスト・コンポーザー、Sergei Rudnev(セルゲイ・ルドネフ)によるものと書かれておりました。
早速、このアレンジ譜の出版有無を調べてみましたら、2002年にルドネフさんが上梓されたロシアのギター奏法に関するノウハウや、これまで未発表だったロシア人ギタリストのギター作品等を収載した全208ページに及ぶ大著、“The Russian Style of Classical Guitar(クラシカル・ギターのロシア様式)”に収載されている事が分かりました。
しかし、残念ながらこの興味深い著作は本日現在、どこのサイトにも見当たりません・・・。恐らく既に絶版になっているのでしょう。
が、とある方法(?)を使ってアレンジ譜のみを入手いたしました。
アレンジ譜冒頭部分はこんな感じです。
所謂、a – m – i による“3本指スケール”を巧みに用いた大変素晴らしいギターソロ・アレンジでございます。
しかも、ただ単にa – m – i – a – m – i ~を繰り返すのではなく、運指は基本的に下の楽譜のように2拍目の1拍表を i にすることによって 16分音符の4つ打ちの場合、非常に規則正しくコントロールしやすい運指になります。

更に楽譜の脚注に興味深い記述がございました。
運指に関しては19世紀ロシアのギタリスト、Nikolai Petrovich Makarov(ニコライ・ペトロヴィチ・マカロフ、1810-1890)1の演奏原理に基づくと書かれています。
更に深堀りしてみましたら、マカロフは p – i – m の3本指を用いたクロマチック・スケール(半音階スケール)の演奏を提唱していたそうです。(上述のコトロナキスさんのアレンジは正しくこれですね)
つまり、マカロフはNarciso Yepes(ナルシソ・イエペス)より遥か以前に3本指によるスケール演奏を実践していた事になります。
ルドネフさんが、このアレンジに関してマカロフの演奏原理に基づくと書かれたのは3本指スケールを使用するという意味でございましょう。
という訳で、この貴重なアレンジ譜をおまけ付きといたします。
正直言って大変難しいアレンジですが、極めればミロヴァノフさんのように演奏できる!(かも・・・)チャレンジしてみたい方は下記から楽譜をDLってお楽しみ下さい。




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