ワタクシは政治家や芸能人等の所謂、ゴシップ記事に関しては全く興味がございませぬ。したがって、“週刊文春”は今まで一度も読んだことがございませぬ。
が、昨今はネットニュース等で嫌でもそうしたゴシップネタが目に入ってしまうので、現在、何が話題になっているのかは知りたくなくても知ってしまいます。
勿論、真実を発信している場合もあるのでしょうが、大体においてゴシップというのは話が盛られていたり、時には捏造されていたり、ちゃんと確固たる裏付けとっているの?と思ってしまうくらい、いい加減な記事も数多ございますでしょう?
結局のところ、そんなくだらないゴシップが大好きな人間が世の中にたくさんいるから“週刊文春”は成り立っている訳で・・・。(ゴシップ発信は週刊文春だけではないですけどね)
まぁ、これは江戸時代初期の瓦版から脈々と続く文化(?)と言ってしまえばそれまでですが・・・。
さて、今年はルネサンス後期イギリスの大作曲家、リュート奏者であったJohn Dowland(ジョン・ダウランド)の没後400年というメモリアルイヤーでございます。
ですので、ダウランド関連のコンサートが今年は実に多いです。
ダウランドのリュート作品は大昔からギターにアレンジされていて、ルネサンス音楽の貴重なレパートリーとしては欠かせないわけですが、その中でも興味深い作品がございます。
“My Lord Chamberlain,His Galliard(チェンバレン卿のガリアード)”という曲でございます。
冒頭の音源はクラシック・ギター、リュート奏者としても多大な影響を与えた巨匠、Julian Bream(ジュリアン・ブリーム)による同曲のリュートによる演奏です。
こちらは元々、1597年に出版された“The First Book of Ayres(歌曲集第一巻)”に収載されておりまして、
後にイギリスの著名なリュート奏者、音楽学者であったDiana Poulton(ダイアナ・ポールトン、1905-1995)女史によるリュート愛好家の方々にとってバイブル的な曲集、“The Collected Lute Music of John Dowland(ジョン・ダウランド リュート音楽集成)”にも収載されているのですが、サブタイトルに“an invention for two to play upon one lute(2人で1台のリュートを弾くための考案)”と書かれています。
つまり、“リュート二人羽織”で演奏するという事でございます。
実際、YouTubeで“チェンバレン卿のガリアルド”の演奏動画を検索しますと、たくさんの“リュート二人羽織”、“ギター二人羽織”による動画がアップされております。(純然たるデュオで演奏されている方も多いです)
ダウランドが如何なる理由で“リュート二人羽織”での演奏を考察したのかは不勉強ながら不明でございますが、現代でもどちらかと言うと“一発芸”的なエンターテイメント性に満ちた演奏を400年以上前に提示したのは面白いです。
実演はやはり可能な限り“二人羽織”で演奏した方が良いと思いますが、デュオの方が楽かもしれませんね。
ギターの場合でしたらソロで演奏も可能ではあります。1
今回はEric Crouch(エリック・クラウチ)さんという方のギターソロ・アレンジ譜と、編曲者不明のギター二重奏アレンジ譜(二人羽織にも使えるかと思います)をおまけ付きにします。
自由にDLってお楽しみ下さい。
John Dowland(ジョン・ダウランド)~編曲者不明/My Lord Chamberlain,His Galliard(チェンバレン卿のガリアード)(ギター二重奏もしくは二人羽織用)(PDF)
【付記】
記事中のダイアナ・ポールトン女史による大著、“ジョン・ダウランド リュート音楽集成”に収載されている作品全曲のギターアレンジ譜は現在、現代ギター社より全6巻で刊行されています。
“チェンバレン卿のガリアード”は曲集3(ガリアード集 上巻)に収載されておりますが、オリジナル通り二段譜になっています。
興味のある方は是非、ご参考なされたし。
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集1.〜アルメインとバラッド集〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集2.〜ファンタジー集〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集3.〜ガリアード集 上巻〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集4.〜ガリアード集 下巻〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集5.〜パヴァン集〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)
ギターのためのジョン・ダウランド・リュート曲集6.〜小品集〜/秋山幸生(移曲)、小川伊作(監修)



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