グランドキャニオンでも大規模洪水が発生ですか・・・。いよいよ、地球温暖化による異常気象が本格的に牙をむき始めたのか?どうみても、カタストロフの様相を呈しているとしか思えない今日この頃でございます。
東京は今日、気温は低めですけど湿度が高いので蒸し暑いです・・・。ワタクシが最も苦手なパターンです・・・。前回の散髪(5月末)から丸3ヶ月経ってしまったので、気合いを入れないと髪が爆裂します・・・。運転免許証更新の日までに切らないと・・・。
とっても今更ですが、東洋水産株式会社謹製、“マルちゃん正麺”は麺にはうるさい我が父上も絶賛する商品でございまして、ワタクシも初めて食した時は「もうラーメンはこれでいいじゃない」と思ってしまったほど、そのクオリティの高さに驚愕いたしました。
2011年に発売されて以来、今年の2月で累計出荷数が25億食!を突破したそうです。凄いなぁ・・・。
さて、冒頭の動画は現在、最も注目されている若手ギタリストの一人である山下愛陽さんによるスイスの作曲家、Frank Martin(フランク・マルタン)の貴重なギターソロ作品、“Quatre pièces brèves(4つの小品)”の演奏です。
今年リリースされたアルバム、“夜想の旅 – nocturnal jouney”にも収録されていらっしゃいますが、演奏技術は元より表現力が本当に素晴らしいです。
ちなみに残念ながら今年の1月にご逝去されたお父様、山下和仁さんは2006年にリリースされたアルバム、“アメイジング・グレイス~ギター小品集 3”に収録されておりますが、実はワタクシがこの曲を初めて聴いたのは山下さんが20代後半の頃に行ったコンサートでの演奏でございました。
当時のワタクシは現代作品が苦手でしたので、なんか地味な曲だなぁと思ったものでした・・・。(滝汗反省)
クラギの世界では巨匠、Julian Bream(ジュリアン・ブリーム)の録音、演奏によって20世紀に書かれた現代ギター作品のスタンダードになった感がございますので、クラギ上級者の方でしたら一度は目を通された方も多いかもしれませんね。
この作品はAndrés Segovia(アンドレス・セゴビア)の演奏に感銘を受けたマルタンが、1933年にセゴビアために作曲したのですが、結局、セゴビアは録音も演奏もしなかったですね・・・。
この作品はタイトル通り、“Prélude(プレリュード)”、“Air(エール)”、“Plainte(プラント)”、“Comme une Gigue(ジグ風に)”の4曲から成ります。
各曲の冒頭部分はこんな感じです。




前述の通りセゴビアが演奏しなかったので楽譜は一度埋もれてしまったのですが、1938年にスイスのギタリスト、Hermann Leeb(ヘルマン・リーブ)がこの曲を発見し、演奏しやすいように一部を改定して初演されております。
この時にヘルマン・リーブが用いた、もしくは彼に渡された楽譜は現在、“Leeb Manuscript(リーブ写本)”と呼ばれております。
写本の各曲の冒頭部分はこんな感じです。




1955年にオーストリアのギタリスト、リューティスト、音楽教育者、そして優れた編曲・校訂者して名高いKarl Scheit(カール・シャイト、1909-1993)の校訂による楽譜が一般的に演奏されているバージョンですが、初期稿である“リーブ写本”は出版譜とは構成音が大きく異なっております。
しかしながら、作曲者のオリジナルに近い響きを残している事もあって価値が高く、近年は“リーブ写本”を底本にした演奏も増えているようです。
イタリアの名手、Stefano Grondona(ステファノ・グロンドーナ)の演奏動画をどうぞ。
楽譜はウィーンの老舗出版社、Universal Editionで一般的な浄書譜、写本ともに購入可能です。
注:写本はオンデマンド印刷のみです。

4つの小品は私の好きな曲の一つです。ブリームのレコードで初めて聴きました。楽譜も購入し少し弾いてみましたが演奏するまでには至りませんでした。
これを機会にもう一度挑戦してみようかな。
リーブ写本はシャイト版より1オクターブ上がっている箇所があったりして結構難しい印象があります。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございます。
今月号の現代ギター誌(2026年9月号)の山下愛陽さんのインタビュー記事に、「マルタンの作品は、父が留学当初に、必ず勉強するよう勧めてくれ~」とありました。
これを読んでワタクシも再度目を通してみようかなと思いました。(リーブ写本は難しいのでシャイト版で・・・)
さっそくシャイト版の楽譜を読んでみました。
1点疑問点があるのですが、3曲目プラントの13小節目の5連符が「ラソソソファ♯」
となっているのですが「ラソソファ♯ミ」の間違いではないでしょうか?
27小節目の同じフレーズは「ラソソファ♯ミ」になっていてこちらのほうがしっくりきます。
リーブ写本ではどうなっているのでしょうか?
ご教示いただければ嬉しいです。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございます。
“プラント”の13小節目と27小節目の5連符ですが、リーブ写本ではどちらも“ラ-ソ-ソ-ソ-ファ#”になっておりました。
リーブ写本13小節目

リーブ写本27小節目

シャイト版は誤植なのか、校訂時にあえて変更をしたのか・・・。謎が深まってしまいました・・・。
また、リーブ写本は1拍目のパッセージが、13小節目と27小節目は違うんですよね。(シャイト版は同じです)
難しいですね・・・。
早々にありがとうございました。
そうですか。悩ましいですね。
私はやっぱり「ラソソファ♯ミ」がしっくりくるのでこれで弾こうと思います。
ちなみに山下親子は「ラソソソファ♯」ブリームは「ラソソファ♯ミ」で弾いていました。
直接関係ないですが、11月14日に愛陽さんの追加公演を聴きに行きます。楽しみです。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございます。
楽譜の原典譜と校訂譜に関してはギターに限らず難しいですね。
愛陽さんのコンサートに行かれるのですね。いいなぁ・・・。