朝晩はかなり過ごしやすい気温になって寝やすくなったのは良いのですが、相変わらず眠りが浅いので夜中に2~3回は目が覚めてしまいます。
この十数年は常に四季(三季?)を通じてこんな感じですので、若い頃のように「あぁ~~~~、よく寝たっ!」という感覚が全くありません・・・。“BAKUNE”はワタクシにはあまり効果が無いようです・・・。困ったものです・・・。
覚醒の度に寸前まで見ていた夢を思い出す事が出来るのですが、今朝の明け方5時過ぎに覚醒する寸前に見た夢がまたしても悪夢でありまして(完全にホラーテイスト)、何というかワタクシの理性を失った眠りはやはり怪物を生むのでしょうか?
さて、冒頭の動画はイタリアの名手、Davide Giovanni Tomasi(ダヴィデ・ジョヴァンニ・トマシ)によるMario Castelnuovo-Tedesco(マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ)の大変有名(注:クラギ界で)なギターのための連作大曲、“24 Caprichos de Goya Op. 195(ゴヤによる24のカプリチョス Op.195)”のNo.18、“El sueño de la razón produce monstruos(理性の眠りは怪物を生む)”の演奏です。
クラギファンの方には釈迦に説法でございますが、“ゴヤによる24のカプリチョス Op.195”はスペインの画家、Francisco de Goya(フランシスコ・デ・ゴヤ)の1799年に出版された全80点から成る有名な風刺銅版画集、“Los caprichos(ロス・カプリチョス)”から24の版画を題材にした作品でございます。
中でも原作の43番目の作品である“理性の眠りは怪物を生む”は、最も有名な作品の一つでございます。

机に突っ伏して寝ている男性(※ゴヤ自身らしいです)の背後に妖しげな梟、蝙蝠、山猫等の夜の怪物がワラワラと襲いかかってくる様子が描かれております。
実際にこんなシチュエーションに出会ったら完全にホラーでありますね・・・。
この絵は
人間が理性(知性)を失って眠り込むと社会に迷信、無知、偏見といった“怪物(悪)”が蔓延る。
という、当時のスペイン社会への風刺と警告が込められた作品だそうです。
さてもさても、テデスコ先生の“理性の眠りは怪物を生む”の楽譜冒頭部分はこんな感じです。
主題は“シャコンヌ”の形式で書かれ、5つの変奏を経る技巧的な作品のためか、この連作の中で単独で演奏される機会が多い曲であります。
“現代ギター 2018年5月号”にテデスコ先生の没後50年特集として、“ゴヤによる24のカプリチョス”の全曲解説が掲載されておりますので、興味のある方は是非どうぞ。


最近この曲はよく耳にします。流行っているみたいですね。
名曲だとは思いますが、演奏するのはとても大変そうです。
コンクールでもよく耳にしますが、よくこんな難しい曲を弾けるなあと思います。
絶対に弾けないと思いますが、ちょっと楽譜をなぞってみようかな。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございます。
>コンクールでもよく耳にしますが、よくこんな難しい曲を弾けるなあと思います。
その通りでありまして、コンクール等の自由曲で演奏される方が多いです。曲の充実度、長さ、難易度から好まれるのかもしれませんね。
愚ブログには書かなかったのですが、ダヴィデ・ジョヴァンニ・トマシさんは2016年の第59回東京国際ギターコンクールでぶっちぎりの第1位でした。