今日は東京も気温が10℃を切っておる。最高ぢゃ。ムイ・ビエンぢゃ。これくらいがオイラには丁度良いのぢゃ。
もちろん、自宅では暖房などというものは一切使わぬ。なぜなら、暑いからである。オイラは・・・。冬場に暖房なし生活を送ること20数年。真冬ですら使わぬオイラでござんす。
オイラ、ガキンチョの頃から異常に暑がりなんだよね・・・。なんなんだろ?
さて、“オイラが一年に一度は必ず観る映画シリーズ”の第5弾で“ニュー・シネマ・パラダイス”の事を書きまっしたが(ここ)、これと対で観る映画がMichael Radford(マイケル・ラドフォード)監督の1994年公開(日本は1996年)の映画、“Il Postino(イル・ポスティーノ)”でございまっす。
チリから亡命してきた詩人・パブロ・ネルーダ役が、“ニュー・シネマ・パラダイス”でアルフレードを演じたPhilippe Noiret(フィリップ・ノワレ)なのがこれまた良いんすよねぇ。
とってもシンプルで静謐な映画なのでっすが、鑑賞後に思わず只管打坐したくなるほど、荒んだ心に平穏をもたらしてくれる名作でっす。
主役のマリオ・ルオッポロを演じたMassimo Troisi(マッシモ・トロイージ)はこの映画の脚本を手掛け、映画をご覧になられた方はご存知でしょうが、生来の心臓病によって撮影終了の12時間後に41歳という若さで鬼籍に入られまっした。
“ニュー・シネマ・パラダイス”ではEnnio Morricone(エンニオ・モリコーネ)と、息子のAndrea Morricone(アンドレア・モリコーネ)による美しい音楽が映画全編に彩りを添えまっしたが、“イル・ポスティーノ”ではLuis Bacalov(ルイス・バカロフ)が、これまた素晴らしい音楽を書かれまっした。
特にテーマ曲は珠玉の美しさでござんすね。
サウンドトラック音源。
ルイス・バカロフ自身のピアノ・ソロによるテーマ曲の貴重な演奏動画。
ヤベえ・・・。泣きそう・・・。
名曲でっすからアレンジ演奏は星の数ほどあり、ギター・ソロ・アレンジでの演奏もYouTubeを検索しまっすとたくさんございまっする。
かなりの数を視聴しまっしたが、最も素晴らしいアレンジと演奏だと思うのは個人的には鈴木大介さんのものでございまっする。
さすがとしか言いようがありませぬ。ムイ・ビエンっ!
んが、残念ながらアレンジ譜は未出版でござる・・・。(出版して欲しいっ!)
もう一つ名アレンジを挙げるといたしまっしたら、メリケンのポピュラー・アレンジの名手、Howard Heitmeyer(ハワード・ハイトメイヤー、1923-2020)のものがナイスっ!
(注:下の演奏動画はYouTube本家でご覧いただけまっす)
動画でアレンジ譜も紹介されちょりまっすが、冒頭はこんな感じでっす。
なかなかよろしなアレンジだと思いまっす。
今回はこのアレンジ譜をおまけぢゃ。
Luis Bacalov(ルイス・バカロフ)~Howard Heitmeyer(ハワード・ハイトメイヤー)/Il Postino(イル・ポスティーノ)(PDF)
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