相変わらず異常に爪や髪が伸びるのが早い生き物、Luziaでっす。ガキンチョの頃からそうなので、そういう体質なんだろうなぁ。
しかも、爪はこれまた大変丈夫なので滅多に欠けたり割れたりもせぬ。
うっかり、右指の爪を短く削りすぎてもうても、2日もすれば全く無問題なくらい伸びまっす。来店されたギター愛好家の方に羨ましがられまっす。
さて、旧愚ブログでフランスのギタリスト・コンポーザー、Francis Kleynjans(フランシス・クレンジャンス)の名を知らしめた(クラギの世界でね)描写的作品、“A l’aube du denier jour Op. 33(最期の日の夜明けにOp.33)”をご紹介したことがござる。
死刑囚の最期の一日を綴ったドラマティックな作品で、“牢獄の時計の秒針の音に惧れ~執行時間の朝6時を知らせる時計の鐘の音が鳴り~時間ピッタリに看守が迎えに来て~執行部屋に連行される間に走馬灯が回り~ギロチンによる刑の執行”で幕を閉じまっす。
不安げな心情、時計の鐘の音、だんだん近づいて来る看守の靴音、牢獄のドアを開ける音、ギロチンがヒュルヒュル落ちてくる音、断首される音が、かなりリアルにギターで表現される衝撃的な作品でがんす。
ウクライナの名手、Roman Viazovskiy(ロマン・ヴィアゾフスキー)の演奏動画をどうぞ。
さてさて、冒頭の音源はイタリアのチェンバリスト、Roberto Loreggian(ロベルト・ロレッジャン)の演奏によるイタリア・バロック時代の作曲家、Alessandro Poglietti(アレッサンドロ・ポリエッティ、1600-1683)の“Toccatina sopra la Ribellione di Ungheria(ハンガリーの反乱によるトッカティーナ”の第1曲、“Galop(ギャロップ)”でっす。
描写音楽というより標題音楽なんでっすけど、1664年にハンガリー侵攻を行ったオスマン帝国軍との戦闘(ザンクト・ゴットハルトの戦い)における、その後のハンガリー貴族の謀反に起因する反乱を題材にした劇的な組曲作品でっす。
全8曲から成りまっす。
第1曲/Toccatina:Galop(トッカティーナ:ギャロップ)
第2曲/Allemande:La prisonnie(アルマンド:勾留)
第3曲/Courante:Le proces(クーラント:起訴)
第4曲/Sarabande:La sentences(サラバンド:判決)
第5曲/Gigue:La lige(ジグ:連盟)
第6曲/La decapitation, avec discretion(斬首、慎みをもって)
第7曲/Passacaglia(パッサカリア)
第8曲/Les Kloches:Requiem eternam dona eis Domine(鐘:主よ、彼らに永遠の安息を与えてください)
普段、イタリア・バロック音楽ってあまり聴かないのでっすが(滝汗)、こういった歴史的バックボーンに思いを馳せながら聴くと感興を唆られまっすね。
と、ここまでエラソーに書いてきまっしたが、オイラがこの曲を知ったのは
2日前っ!
だったりしまっす・・・。(切腹っ!)
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