
オイラが怠惰な大学生活を送っていた某年某月の月曜日。
午前中に真面目(?)に講義に出たのはいいものの、次の講義が午後3時からと3時間以上時間が空いてしまい、取り敢えず部室にでも行ってギターを弾くまくるかと思うたのでっすが、
そうだっ!映画観に行こうっ!
とスイッチが入ってしまい、一人でお隣の本八幡まで行ったのであった。
当時、JR本八幡駅北口に“本八幡ハタシネマ”というオイラ御用達の映画館がありまっして、“八幡文化劇場”、“八幡スカラ座”、“八幡シネマ1・2”という4つの劇場入っておりまっした。
どの劇場だったかは忘却の彼方でっすけど、いずれかの劇場でちょうどBruce Lee(ブルース・リー)の“死亡遊戯”が始まるところだったので速攻でチケットを購入してGO!
館内に入ると、さすがに月曜日のお昼ちょっと前ってこともあってチラホラとしか客がおらず、ほぼ貸切状態でっした。
で、ど真ん中の席で悠々と観賞しておったのでっすが、“死亡遊戯”はそれまでに何十回となく観ておったし、この映画のガチで観るべきシーンは最後のクライマックスシーンだけなので(サーセンっ!)、
寝落ちしちゃったのね・・・。
で、なんかね、しばらくしたらオイラの左膝辺りが妙にソワソワソワソワするんすよ。
んん?何ぢゃい?
と薄目を開けると、バーコードオヤジがオイラの左膝をせっせせっせと撫でていやがった・・・。撫でていやがりやがった・・・。撫でていやがりまくってやがった・・・。
おんどりゃ~っ!何してんぢゃ、(怒▼ω▼) ゴルァ~っ!
と凄むと、まぁ、そのバーコードオヤジの逃げ足の早いのなんの。結局、捕まえられんかった・・・。
いやはや、今思い出しても超キモいわっ!(怒髪)
そんな悍ましい経験をしたオイラも紆余曲折ありまっしたが無事に大学を卒業し(?)、あれは社会人になって何年目でしたでせうか。
公休を取っていたことは間違いござんせん。JR総武線に乗って多分、秋葉原に向かっておったのでっすが、オイラは今も昔も電車内が空いている時は読書をするのが慣わしでございまんするす。
なので、その時も本を読んでおりまっした。
すると、小岩駅から2つ先の平井駅でうら若き女性が乗って来られまっした。そのお嬢さんは車内がかなり空いていたにも関わらず扉の前に立って車窓から外を見られていたご様子。
そのうち、更に1つ隣の亀戸駅に到着すると、見るからに怪しい若い男(以下、ドグサレ野郎)が乗ってきまっした。
ええと補足でっす。
何でお嬢さんやドグサレ野郎のことをいちいち見ているかというと、オイラは読書に熱中し過ぎるとその世界にぐんぐん入り込んでしまってしょっちゅう駅を乗り過ごしてしまう質なので、電車が止まる度に駅を確認する癖があるのねんな。
さて、そのドグサレ野郎でっすが、その後の行動が常軌を逸しておった。なぜなら、コイツは席に座らずお嬢さんの真後ろにピタリと密着する形で立ったからでありまっす。
しかも、徐々に体をお嬢さんに擦り付けるように動き出しやがった。
思わず呆気にとられていると、お嬢さんもそれに気づいた様子で、が、恐怖のあまりフリーズ状態になっておりまっした。
オイラよりも近い場所に2、3人の乗客がおったのでっすけど、皆一様に見て見ぬ振りを決め込んでいやがる。
我に返ったオイラは立ち上がり、
おい、兄ちゃん。テメェ、何さらしとんぢゃっ!
と凄むと、このドグサレ野郎は
はぁ?
とか抜かしやがるので、特に20代の頃のオイラは血の気が多かったので間髪入れずにドグサレ野郎の脛に強烈な蹴りを食らわして、折よく更に更に隣りの錦糸町駅に到着したので引きずり降ろし、
お嬢さんも降りなっ!
と言いつつ、ドグサレ野郎をサンドバッグ状態で可愛がっていると、これまたタイミング良く駅員さんがすっ飛んできたので、カクカクシカジカと説明すると直ぐにお巡りさんもやって来られて終了。
すなわち之
repel a molester
なり。
前フリのとおり、オイラもその気持ち悪さはわかり過ぎるほどにわかっておったので、ついつい荒事に及んでしまいまっしたけど、今後も同じシチュエーションに出くわしたら同じことをするだろうと思ふ・・・。
だってそうでしょ?そりゃそうだもん!
コメント