
今年は1月5日が仕事始めだったのでっすが、初日から楽器修理依頼が殺到いたしました。
もれなくギターの割れ修理でございまっしてね、最終的に8本預かったっす。原因は全て
過乾燥!
でございまっした。
確かに2022年の秋口から年末~年明けにかけて特に東京及び近郊は全く降雨が無くてカラッカラに乾いておりまっしたし、寒い季節なのでほとんどの方は暖房を付けてギターの練習するでしょうから(オイラは冬は全く暖房を使用しない変態でっす)、楽器が極度な過乾燥状態になっちゃったんだと思いまっす。
昔、某お客人に某製作家の楽器をご購入いただいて丸10年特に何事もなくご愛用いただき、その後、そのお客人はカナダに移住されたのでっすが、カナダって冬は超寒いぢゃないでっすか?
で、お客人のお家には立派な暖炉があって、冬はギターの練習を暖炉前にあるソファに座って練習をしていたのだそうでっす。
ある日、いつものように練習をしていたら、どこからともなく
ぱぁ~~~~~~~~ん!
というもの凄い音がしたそうで、何だ何だと調べたらギターの裏板が上から下までパックリ割れていたとのこと。
不良(品)楽器店員の観点から申しまっすと暖炉前、もしくは暖房の風が直接ギターに当たる場所での演奏はご法度でありまっす。(ギター以外の木製の楽器もね)
このお客人の場合、暖炉近辺の湿度を測っていただきまっしたら20%台でっした・・・。
普通、これだけ湿度が低いと喉がイガイガしたり、皮膚がパインパインになって不快なはずなんでっすけど、結構慣れちゃうのよね・・・。
楽器の過乾燥は直ぐに割れるということは余りありませぬが、過酷な環境が長期間続くと(例えば過乾燥状態が1週間~1ヶ月も続いた場合)、木製楽器の場合はほぼ100%の確率で割れると思いまっする。
皆様もお気をつけなされたし。
ちょっと話がズレまっすが、空気が乾燥して怖いのは火事っすよね。
オイラが現在住んでいるマンションなんすけど、2013年1月25日にゴミ集積所が燃えたのな・・・。

前日は夜の8時過ぎに帰宅したのでっすが、その時はいつもどおりだったのねん。
で、翌日の朝、可燃ゴミ収集日だったのでゴミ袋を持って下に降りたら ↑ の写真のような状態になっちょったのよ。
幸い、うちの2軒隣が消防署なので消火活動は迅速に行われたみたいなんすけど消火活動の間、オイラは完全に夢の中でありまっして全く騒ぎに気づかなんだ・・・。(怖っ!)
それから数年後、

ゴミ集積所の少し先がボヤる・・・。(ちなみにここはラーメン屋)
実に嘆かわしきは2件とも
放火
の可能性が高いという事であった・・・。なんてぇこったパンナコッタ・・・。
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