
その昔、コンデ・エルマノスのフラメンコ・ギター(1990年作のブランカ~通称:白)を使用していた頃は、様々なメーカーの弦を張ってみてこれがオイラにとって最良ぢゃ!という組み合わせが、低音弦はおフランスはサバレスの“コラム・ノーマル”、高音弦はメリケンはダダリオの“プロアルテ・ノーマル”でござんした。
んで、現在使用しているマヌエル・カセレスのフラメンコ・ギター(1997年作のブランカ)に変えた時に上記の組み合わせを張ってみたら
コラムが全然イケてなかった・・・。
なんか音が“ぽやんぽやん”してもうてのう。
このようにギター弦って楽器相性があったりしまっすな。もちろん、弾き手の好みというものもありまっす。
で、カセレスにも様々な弦を張って試してみた結果、全弦プロアルテ・ノーマルに落ち着き、結構長い間使用しておりまっした。
んで、この業界に身を置いておりまっすと、ギター弦の新製品が発売される前に輸入元からサンプル弦をいただくことがままありまっして、そのたびに自分のギターに張って音の確認をいたしまっした。
そんな事を繰り返しいるうちに
これはすんばらしくよろしっ!=ε=(۶`∀´)۶ ヒャッハー!!
という弦にめぐり逢いまっして、現在は冒頭写真のサバレスの“ニュークリスタル・カンティーガ・プレミアム”のノーマルを張っておりまっす。
サバレスのギター弦って元々、低音弦のワウンド(金属)が、もの凄く細かく巻かれているので左指先に感じる弦の感触が柔らかくてナイス!、且つ、柔らかい=スラーが掛けやすい、且つ、フィンガーノイズが出難いと良いこと尽くめなんす。音もすんごく伸びやかだし。
もちろん、これもオイラの好みがかなり反映しておりまっす。
とは言え、今年の1月7日の記事で書いた通り(ここ)、去年の1月に弦を張り替え、今年の1月に1年振りにギターケースを開けるという体たらくなオイラ・・・。
が、1年間張りっぱなしだった低音弦は全く錆も出ず新品みたいにピッカピッカで、音もほとんど劣化していなかったのにはクリビツテンギョウ!したっす。
昨今の円安でギター弦も例外なく値上がりが続いておるのでっすが、サバレスは高品位な弦メーカーなのに他メーカーに比べると健闘していると思いまっす。
本日現在、定価税込¥3,025というのは安いと思ふ。
だって、プロアルテはセットパックが定価税込¥4,730よっ!オーガスチンは黒・赤・青が同価格になり、且つ、定価税込¥3,740ですものっ!
私は某ショップ推奨の、高音弦ハナバッハの黒、低音弦オーガスチンの赤を使用しております。
オーガスチンは昔から使っていて、あの独特の音色が気に入っています。
サバレスの“ニュークリスタル・カンティーガ・プレミアム”がそんなにいいなら一度使ってみようかな。
最近はやりのノブロック弦も気になりますがどうなんでしょうね?
けんいちさん
コメントをいただきありがとうございまっす。
>高音弦ハナバッハの黒、低音弦オーガスチンの赤を使用しております。
オーガスチンは他メーカーにはない輝きのようなものがあって、今でも愛用される方は多いでっすね。難点は錆びやすいところでっすかね。
>最近はやりのノブロック弦も気になりますがどうなんでしょうね?
ちょうど現在発売されている“現代ギター 2024年・7月号”の特集が、“ノブロック弦徹底検証”なのでっすが、全52種類もあってクリビツでっす・・・。
この特集ではその中の14種類について解説されておりまっす。
オイラもいただいたサンプルを張ってみたことがあるのでっすが、特に印象に残っていないっす・・・。という事は、オイラにとってはあまり好みの弦ぢゃなかったってことかもしれまっせん。
取りあえず弦は一度張ってみないと、わからんでっすね。