4日振りに右指の爪を削ったっす。全然練習しないのにね・・・。
でも、来店されたお客人からギターの音を聴かせて下されと懇願された時に即座に対応出来るよう、爪の手入れはやっぱり欠かせないわけで、が、この一月ほどでちゃんとギターに触れ&弾いたのは時間にしたら20分ほどではなかろか・・・。
でっすが、何度も書いておりまっすが、ギターを使わない指の運動&メンタルトレーニング等は毎日欠かさないので曲を忘れてしまったり、指の動きが悪くなるってぇことが全然ないものでっすから、コレデイイノダっ!by バカボンのパパ。
さて、冒頭の動画は大巨匠、Julian Bream(ジュリアン・ブリーム)によるIsaac Albéniz(イサーク・アルベニス)のクラギの方々にはお馴染みすぎる作品、“Granada(グラナダ)”の演奏でっす。良い曲でっすよねぇ。
もちろん、アレンジはブリーム大先生自身によるものでっす。
ブリーム大先生のアレンジ作品は生前、いくつも出版されちょりまっすが、誠に意外ながらアルベニス作品は1曲も出版されちょりまっせぬ。(多分・・・)
が、but、しかし、ブリーム大先生の死後、アルベニス作品のギターソロ・アレンジの手稿譜が発見されておりまっす。
エゲレスのJerwood Libraryで開催された、“From the Library of Julian Bream – An Exhibition of his Scores and Manuscripts(ジュリアン・ブリームの楽譜と原稿展 – ジュリアン・ブリームの蔵書より)”という展示会の写真にアルベニスの“Córdoba(コルドバ)”のアレンジの手稿譜が確認出来まっす。
実際にはブリーム大先生のアルベニス作品のギターソロ・アレンジの手稿譜は全10曲ございます。
“スペイン組曲Op.47”から“グラナダ”、“カタルーニャ”、“セビーリャ”、“カディス”
“旅の想い出Op.71”から“入江のざわめき”
“6つのアルバム・リーフOp.165”から“タンゴ”、“カタルーニャ奇想曲”、“ソルツィーコ”
マジョルカOp.202
“スペインの歌Op.232”から“コルドバ”
で、この貴重な手稿譜をエゲレスの名匠、John Mills(ジョン・ミルズ)が入念に校訂した曲集が、“Julian Bream / Albéniz Guitar Collection(ジュリアン・ブリーム/アルベニス・ギター・コレクション”としてエゲレスのFaber Musicから刊行されまっしたわい。
“グラナダ”のアレンジ譜冒頭部分はこんな感じでっする。
全体的に現代のアルベニス作品のギターソロ・アレンジと比較しまっすとオーソドックスなアレンジではありまっすが、やっぱり大巨匠ブリーム大先生のものとなれば感激も一入でござんす。
興味のある方。
楽譜は海外のいくつかのお店から購入可能でっすが、版元のFaber Musicからも購入可能でっす。(製本版のみ)
セヴィーリャのタイの部分がどうなっているのか興味があります。