
実家から“リポビタンD”を1箱(10本入り)いただいたので、

ここのところ毎朝、出勤前に1本飲んでいるのでっすが、オイラは何故か昔っから“リポビタンD”を飲むと眠くなってしまうのでっす・・・。なんでやろ?
実はコーヒーを飲んでも眠くなるんすよね・・・。オイラの場合、カフェインが逆に睡眠導入を促すのでせうかね。人体の不思議なり。
さて、旧愚ブログで確か“決して購入してはいけない楽譜”として、パコ・デ・ルシアの採譜曲集の事を書いたのでっすが、

未だにこの楽譜が販売されているようなので、今一度この件について書こうと思いまっする。
上掲写真の左が最初に出た版で、右が現在も販売されている一応、改訂新版のようなものなのでっすが、基本的に旧版のダメダメ採譜も未だに収録されていまっすので全然使えまっせん。
旧愚ブログでは実際の採譜楽譜を載せませんでっしたが、今回はパコの名作であるファンダンゴス・デ・ウエルバ、“Aires choqueros(邦題:いか釣り舟の唄)”の譜例を交えてご説明いたしまっす。
ダメダメ採譜の冒頭部分はこんな感じでっす。

で、現愚ブログの別件に載せたオイラの採譜がこれでっす。

まず普通に音符が全く違いまっすね。一体どういうことなのでせうか?
楽譜をよくご覧になるとお分かりかと思いまっすが、ダメダメ採譜はCapoの指定がございませぬが、正確な採譜はCapo.2になっておりまっす。
そうなんですっ!
ダメダメ採譜は正確な採譜のCapo.2における実音を採譜したものになっておるのでっす。(それでも不可解な部分がありまっすけど・・・)
運指も施されているのでっすけど、恐らく採譜をした方はギターを弾かれる方ぢゃないのだと思われまっす。
そうぢゃないと、こんな奇っ怪な採譜になるはずがないのでありまっす。
フラメンコ・ギター作品の採譜をする場合、ピッチの確認、変則チューニングが使用されているかの確認、そして、Capoが使用されているかの確認は基本でっす。
これはフラメンコ・ギターに限らずアコギ作品や未出版のクラギ作品を採譜しようと思った時も変わりませぬ。
自身が最も納得のいく採譜楽譜を求めるのでっしたら、一番良いのは自分で採譜をすることなんでっすけど、採譜作業は結構大変でっすものね。
オイラは多少、楽しみとして採譜をすることが多いでっすが、それでも複雑な曲を採譜する時はすんごく疲れまっす・・・。
長年、楽譜に関する仕事をしておりまっすけど、ここまで酷い採譜って他に見たことがございまっせん。
でっすので、パコの採譜曲集をこれから求めようという方は絶対にこの楽譜はスルーして下され。

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