コロナ禍初年度から3年ほどは、特に大学のギターサークルはかなり打撃を受けた所が多いと聞きまっす。
最初の2年はまともに学校にも行けなかったり、少し緩和された頃でも全員が集まって練習出来るのは週に一回という学校もござったな。
故に新入部者が減少、もしくは零に陥ってサークルそのものが消滅してしまった学校も少なくないと言ふ。
でっすので、うちのお店もコロナ禍以前は毎年各大学のギターサークルの新入部員の方が、ゴールデンウィーク明け頃にギター購入のためにご来店される方が多数いらっしゃるので、それを見越して年末頃からメーカーにギターの発注をかけて楽器が足らなくならないよう配慮するのでっすが、この4年ばかりは上述のとおりなので発注数を抑えておったのね。
が、今年は某大学のギターサークルの新入部員が20名を超えるという事態になりもして焦るって寸法。
明後日(25日)にご来店予定でござんす。
ご多分に漏れずギターも値上がっておりまっして、誠にもって恐縮至極の限りなのでっすが、何とも有り難し。
さて、冒頭の動画はポルトガル出身のギタリスト・コンポーザー、Francisco Chaves(フランシスコ・チャベス)によるスコットランド出身のギタリスト・コンポーザー、Gordon McPherson(ゴードン・マクファーソン)の7曲から成る“Study in modo perpetuo(無窮動風練習曲)”の演奏でっす。
タイトルどおりのエチュードざんす。
さてさて、ゴードン・マクファーソン自体、かなり知る人ぞ知るギタリスト・コンポーザーと思われ、実際、ウェブサイトもないし、本人のアルバムや動画情報もさっぱり無いしと、ミステリアスな存在でござんす。
唯一、NAXOSレーベルからリリースされているボスニア・ヘルツェゴビナ出身のギタリスト、Dejan Ivanovic(デヤン・イワノビッチ)のアルバム、“Guitar Recital”に“無窮動風練習曲”を見いだせるくらいでござんす。
この“無窮動風練習曲”は彼の作品である“Angel Suite(エンジェル組曲)”という4つの曲から成る作品から抜き出されたものとのことなのでっすが、“エンジェル組曲”の楽譜もいくら探しても見つからぬ・・・。
参考までにエゲレスのギタリスト、David Black(デイヴィット・ブラック)による、“エンジェル組曲”の終曲動画をどうぞ。
で、この“無窮動風練習曲”には“Brevity can save the nation(簡潔さが国家を救う)”という副題が付されておって、とことんミステリアスなのでありまっす・・・。
が、何故かオイラの手元にこの曲の楽譜がございまっして(どのように入手したのかは内緒。ミステリアスだろ?)、各曲の冒頭はこんな感じでっす。
怒られるかもしれまっせんが、楽譜をここに置いておきますのっで、弾いてみたい方は自由にDLって弾きまくって下され。
Gordon McPherson(ゴードン・マクファーソン)/Study in modo perpetuo(無窮動風練習曲)(PDF)
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