
うちの親父さんは若い頃から歴史小説が大好きなんすけど、オイラは大学を卒業するまではどちらかと言うと国内外の歴史モノ以外の小説ばかりを読んでおりまっした。
なぜなら、シンプルに歴史を勉強する意義を見い出せなかったからなんすけど、それは恐らく学校の歴史の授業に起因していると思われまっす。
なんで昔の出来事を覚えにゃならんの?
っていう感じかしらん。正直、歴史の授業はあまり好きぢゃなかったな・・・。
さて、社会人となり無事に現在のお店に就職して2、3年経った頃(つまり、20代前半ね)、オイラは卒然として歴史小説にハマってしまったのであった・・・。
歌手で俳優の武田鉄矢さんって事ある毎に「龍馬が~」って仰られるぢゃないでっすか。“3年B組金八先生”の時も金八先生の下宿先の部屋の机上に龍馬の写真が飾られてましたよね。
んである夏の日、武田さんのエッセイ、“母に捧げるバラード”を拝読しまっしたら、武田さんが龍馬にハマるきっかけとなった司馬遼太郎先生の“竜馬がゆく”の事が書かれておりまっして、とにかく大絶賛されておられたので、「そんなに面白いのなら一度読んでみよか」とお店近くの書店に昼休み時に行ったのでございまっする。
が、文庫版は全8巻もありまっしてね・・・。取りあえず第1巻だけを購入してその日から読み始めたのでっす。んだば、
超絶オモロイやんけっ!
ワレっ!ワレっ!ワレっ!せやんけワレっ!
と、面白すぎて歓喜のあまり心の中でなぜか“河内のオッサンの唄”のフレーズを連呼するオイラなのでありまっした。
翌日、残り7巻を購入したことは言うまでもありませぬ。
だもんで、その2週間後に夏休み(当時は気ままに取れたんだよな・・・)を取って炎天下の京都に小説を携えて向い、龍馬ゆかりの地を経巡り歩いたっけ。
以後、幕末史にもハマってしまって現在に至るんでっすが、歴史小説、時代小説は未だに貪るように読んでおりまっす。
10代の頃からハマっておれば、歴史の授業もさぞ面白かったんだろうなぁ・・・。
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