作曲家の大野雄二先生が、5月4日にご逝去されていたのですね。享年84歳。
大野先生と言えば、“ルパン三世のテーマ”が余りにも有名ですけど、
個人的には“ルパン三世カリオストロの城”のテーマ曲、“炎のたからもの”や、
映画 “人間の証明”のテーマや、
映画 “犬神家の一族”のテーマ、“愛のバラード”が、
忘れられませぬ。
大野先生の作品はどれもシャレオツで大好きでありました。合掌。
さて、バラード繋がりでまいりましょう。
冒頭の音源はアルゼンチンの作曲家、Ariel Ramírez(アリエル・ラミレス)のピアノ曲、“Balada para Martín Fierro(マルティン・フィエロのためのバラード)”でございます。
アリエル・ラミレスと言えば、“Alfonsina y el Mar(アルフォンシーナと海)”が夙に有名でございますが、
この“マルティン・フィエロのためのバラード”は、何とも言えない美しさを湛えた名曲だと思います。
“マルティン・フィエロ”はアルゼンチンの偉大な詩人、José Hernández(ホセ・エルナンデス)が著し、“アルゼンチンの聖書”とも称される2,316行からなる叙事詩の事です。
アルゼンチンの広大な田園風景を想起させるこの詩は“ガウチェスク詩”1の最高峰とされ、アルゼンチンの国民的アイデンティティの象徴として広く知られているそうです。
この曲をYouTubeで検索いたしますと、殊の外、ギターソロによる演奏が多くヒットいたします。
そのどれもが、Irene Costanzo(イレーネ・コスタンソ)2のアレンジで演奏されております。
スペインのギタリスト、Anabel Montesinos(アナベル・モンテシノス)の演奏動画をどうぞ。
良いですねぇ~。ギターの演奏ですと、より深みが出て沁みまする。
アレンジ譜冒頭部分はこんな感じです。
素晴らしいアレンジだと思います。
楽譜はとっくの昔に絶版となっておりますが、ここに置いておきますので弾いてみたい方は自由にDLってお楽しみ下され。
Ariel Ramírez(アリエル・ラミレス)~Irene Costanzo(イレーネ・コスタンソ)編/Balada para Martín Fierro(マルティン・フィエロのためのバラード)(PDF)
脚注
- ガウチョの生活を題材とした“パヤダ”と呼ばれる様式で書かれた詩。
- アルゼンチンのギタリストと思われますが、バイオグラフィー等は不明です。


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