実は今日、BSフジの某番組の収録がございまっした。いわゆる“街ブラ系”なのでっすが、番組的に楽器店は概要に当てはまらないはずのプログラムなのでっすが、せっかくご来店をいただいたので少しだけギターのお話や楽器試奏もしたよ。
こういう時に限って、電話や来客が多かったりするんだよね・・・。結局今日は昼食を食べられんかったわい・・・。
にしても、うちのお店はこれまで“探偵!ナイトスクープ”、“出没!アド街ック天国”、“若大将のゆうゆう散歩”、“モヤモヤさまぁ~ず”、“TOKYOディープ!”、“有吉くんの正直さんぽ”、“神様のボート”(※ドラマロケ地としてお店が使われまっした)でご紹介していただき、実に嬉しい限りでございまっする。
さてさて、旧愚ブログでAstor Piazzolla(アストル・ピアソラ)の“Milonga del Angel(天使のミロンガ)”については散々書いたのでっすが、今回はRoland Dyens(ローラン・ディアンス)の遺作となった“The Last Tango(ザ・ラスト・タンゴ~アストル・ピアソラ作品集)”に収録されている、恐らくこの作品の唯一と思われる原調によるソロ・ギター・アレンジ譜に出てくる、演奏途中でのチューニング変更という、ハッキリ言って“変態”な部分をご紹介したい今日この頃、皆様いかがお過ごしでせうか?
原曲はBm(ロ短調)→ Cm(ハ短調)→ C#m(嬰ハ短調)→ Fm(ヘ短調)という転調をいたしまっす。
で、ディアンス大先生はこのギターではちょっと厄介な調を克服するために、⑥=Do(C)、⑤=Si(B)という変則チューニングを用いておりんす。
最初のチューニング変更は、Cm(ハ短調)からC#m(嬰ハ短調)に転調する際に出てきまっす。実際の楽譜でっすと64小節目で⑥=Do#(C#)に変えねばならぬ。
んで、そのまま最後のパートのFm(ヘ短調)まで弾き続け、エンディングまであと4小節のところ、実際の楽譜でっすと101小節目で⑤=Si♮(B)からDo(C)、⑥=Re♭(D♭)1からDo(C)にチューニングを変更するという、更に変態極まりない事になっちょりまっす・・・。
アレンジ自体が総じて激ムズなのにチューニング変更もせねばならぬのは正直キツイ・・・。
アレンジ譜は2017年に出版されちょるのでっすが、オイラが知る限り“ザ・ラスト・タンゴ~アストル・ピアソラ作品集”の全曲録音、また、このアレンジでの“天使のミロンガ”の録音も見当たらねぇっす。
例のディアンス・マニアであるEdgar Blanc(エドガー・ブランク)さんの演奏音源がYouTubeにあるだけかと思われまっす。
問題の箇所は3:14と5:13あたりで確認出来まっすので、是非ご一聴を。
ちなみにエドガー・ブランクさんは“ザ・ラスト・タンゴ~アストル・ピアソラ作品集”全曲の演奏音源をアップされちょりまっす。ムイ・ビエンっ!(注:音はあまり良くありませぬ)
せっかくなので2022年12月8日現在、ディアンス大先生自身の演奏を含むYouTubeで視聴出来るものをいくつかご紹介いたしやしょう。
明日は公休ぢゃいっ!思いっきり休んだるっ!
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