一昨日、20時過ぎに会社を出て駅に向かっておりまっしたらね、某所からとんでもない大声が聞こえてきまっして、「ああん?何や・・・」と辺りを見回しても、どこから発せられているのか全くわからぬ・・・。
で、姿は見えぬけれど、どうやら父親が子供(声の感じかからすると幼児)を叱りつけているようであるのでっすが、それがかなり常軌を逸した罵詈雑言の嵐であり、幼子の行く末が案じられた・・・。
時間帯からすると、ご近所にお住まいの方々にも丸聞こえだと思うのだけどね・・・。考えたくは無いけど、“虐待”でなければいいのでっすがね・・・。
他人がどうこう言う事ではないと思いまっすが、最近は子供の叱り方を知らぬ親が多いんぢゃねぇか?人通りの激しい往来や電車の中でも、人目を憚らず大声で子供を叱りつけている親をたまに見るしな。
詳しくは書かない(書けない)けど、オイラが20代の頃(つまり、一番尖っていた頃ね)に往来で子供にキレている親に出くわし、やはり余りにも酷い罵詈雑言を子供に浴びせかけており、だけど、道行く人々は関わりを避けるように通り過ぎていっちゃうもんでっすから、見かねたオイラはその親に教育的指導を与えた事がある。
これは正義感に駆られた行動ではなく、当たり前の行動でありまっす。
さて、オイラは一見すると人畜無害の生き物でありまっすが、時折、その広大無辺な無意識領域が荒野、且つ、漆黒の闇に覆われた世界に支配される事もあるのな。まぁ、人間誰しも同様のご経験はござるだろう(と、思いたい)。
だもんでっすから、上記のような負の感情に襲われると無性に心がささくれ立つのねん。こんな状況に陥った時はオイラの場合、カタルシスを得られる映画を観るのが常でありんす。
Wim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)監督の1987年公開作品、“Der Himmel über Berlin(ベルリン・天使の詩)”はそんな映画の一つでござんす。
オイラ的には超極上のメルヒェン作品でございまっして、観終わった後、確実に本来あるべき美しき自我を取り戻せる映画なのね。
1998年に“City of Angels(シティ・オブ・エンジェル)”というタイトルでハリウッド・リメイクもされちょりまっすが、オイラは圧倒的にオリジナルの方が好きでござんす。
出演者全てが素晴らしいのでっすが、やっぱり守護天使ダミエルを演じた名優、Bruno Ganz(ブルーノ・ガンツ)が最高っ!
また、“刑事コロンボ”でお馴染みのPeter Falk(ピーター・フォーク)が、そのままピーター・フォーク役で出演しているのも萌っ!(しかも、かなり重要な役柄)
そういや、今年はまだこの作品を観てねぇな・・・。明後日は定休日なので、ゆっくり鑑賞しよう。
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