2、3ヶ月前にYouTubeでごく最近のManolo Sanlúcar(マノロ・サンルーカル)を拝見したら、かなりお痩せになって、しかも、車椅子に乗られていたのであまりご体調が良くないのかなぁ・・・と思っていたのでっすが、先月の27日にヘレスの病院で腎不全によりご逝去されたそうでっす。享年78歳。合掌。
冒頭の動画はスペインのCarlos Saura(カルロス・サウラ)監督による1992年のフラメンコ・ドキュメンタリー、“Sevillanas(セビジャーナス)”での有名なPaco de Lucía(パコ・デ・ルシア)とのデュオでっす。(曲種はもちろん、セビジャーナスね)
2014年にパコが66歳という若さで急逝し、これで“フラメンコ三羽烏”と謳われた名手はVictor Monge “Serranito”(ビクトル・モンヘ・セラニート)だけになってもうた・・・。セラニートも80歳でっすからねぇ・・・。
確実に一つの時代が終焉を迎えるのでっすが、これが歴史というものでございまっす。
さて、マノロの風貌はお若い時から歳を重ねた老年に至っても、とてもインテリジェンスに溢れた紳士というのがオイラのイメージなんでっすが、三羽烏の中で最も作曲能力に長けた音楽家だったという思いもありまっす。
マノロのアルバムの中でオイラ的に最高傑作だと思うのは、闘牛を描いた“Tauromagia(タウロマヒア)”でございまっして、とりわけRondeña(ロンデーニャ)の形式による“Oración(オラシオン)”は何度聴いてもチキン肌がスタンドアップくらい感動してまう。
ライブ動画も感涙ものっ!
また、教育的面でも多くのフラメンコ・ギタリストを輩出したのも偉大なる功績の一つでっす。その筆頭があのVicente Amigo(ビセンテ・アミーゴ)なのは周知のとおり。
オイラはパコに触発されてフラメンコ・ギターを始めたわけでっすが、当時は既にセクステットの時代でございまっして、そういう意味では“フラメンコ三羽烏”時代をリアルタイムでは経験していないのね。
オイラより一世代あたり上の先輩方にとっては、マノロの訃報は感慨一入ではないかと思われまっす。

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