今日は東京も雨模様ですが、石川県に比べれば余りにも優しすぎる雨です。
元旦の大地震被害で仮設住宅に住まわれている方々が、今回の大雨でそこからも避難しなければならないという不条理な現状。輪島市内では少なくとも10名の方々が現在、行方不明になっているとのこと・・・。
神も仏も信じないワタクシですが、これ以上の厄災が石川の人々に降りかからぬよう心の底から祈りたい心境であります。
ですので、今日は神に祈る気持ちでこの曲を捧げます。
冒頭の動画は俊英、小暮浩史さんによる日本の優れたギタリスト・コンポーザー、大坪純平さんのギターソロ作品、“ギターのための神楽歌”の演奏です。
この作品は2023年5月に作曲され、同年に開催された“バルセロナ国際ギター作曲コンクール”で3位入選、更に同年9月2日(土)に開催された小暮さんのギターリサイタルで世界初演されました。
クラギファンの方はご存知かと思いますが、先月8月24日にマイスター・ミュージックからリリースされた小暮さんの新譜、“フェリシダージ”にこの作品が収録されました。
日本音階を基調にしつつ、I Uta(1楽章 歌)、II Mai(2楽章 舞)という所謂、スペイン音楽の根幹的なスタイルである“歌と舞曲”を融合させた構成による非常にギタリスティックな作風も相まって、これまでの日本のギタリスト・コンポーザーの作品とは一線を画した感興をもたらす傑作の誕生だと個人的には思っております。
この作品はG#m(嬰ト短調)というギターでは滅多にお目にかかれない調性で書かれていますが、⑤=A#、④=D#、③=G#(つまり、⑤~③のみ半音上げ)という変則チューニングが用いられており、効果的にギターが響くのに瞠目いたします。
各曲の冒頭部分の楽譜は以下の通りです。


今後、国内外のギタリストの方々に愛奏される作品になるかと思います。

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