もうすっかり、休日以外は基本的に一日一食生活が定着してしまった・・・。
仕事中は意外と空腹感に苛まれることもなく、仕事が終わりJR小岩駅に着いたあたりで日によっては飢餓感に近い空腹感を覚えることもありますが、その時の夕食は何を食べても実に美味であります。
最近はそれを意識的に求めている感じでありまして、やはり私はドM体質なんだなぁと思う次第でございます。
また、山下和仁さん関連のお話で恐縮です。
山下さんロスの衝撃が未だ薄れず、訃報に接して以来、毎晩アルバムを聴き直しております。これまで数え切れないほど各アルバムを聴き込んているはずなのに、今でもまるで初めて聴いた時のような新鮮な感動を覚えます。
さて、冒頭の動画はNikolai Rimsky-Korsakov(ニコライ・リムスキー=コルサコフ)のオペラ、“Sadko(サトコ)”の第4場で奏でられるエキゾチックで美しい有名なアリア、“Song of India(インドの歌)”です。
私はこの曲を聴きますと、山下和仁さんの秀逸なギターソロ・アレンジによる演奏を思い出さずにはいられないのであります。
初出は1998年にリリースされた2枚目の小品集アルバム、“はちすずめ・インドの歌/小品集 2”です。
更に8年後の2006年にリリースされた3枚目の小品集アルバム、“アメイジング・グレイス~ギター小品集 3”で再録をされていますので、山下さんにとってもお気に入りの曲だったのかもしれません。
“はちすずめ・インドの歌/小品集 2”の音源をどうぞ。
2021年のリサイタルでの演奏動画もどうぞ。
山下さん≒人間離れした超絶技巧の持ち主というイメージを誰もが抱かれていると思いますが、個人的には山下さんの真骨頂はゆったりとしたテンポの優しいイメージの曲での歌いまわしや、機知に富んだ微妙なニュアンス表現にあるのではないかと常々思っております。
これもある意味、超絶的であると私は思います。
迸る情熱で疾風怒濤のように奏でられる神速のパッセージ、まるでディストーションがかかったような爆音、ゆったりと囁くようなピアニッシモのパッセージ。
いずれも、山下さんは奇を衒っているわけではなく、純粋に自身の求める音楽表現の欲求として奏でているだけなんですよね。
さてさて、“インドの歌”の原曲スコア冒頭部分はこんな感じです。
キーはG major(ト長調)であります。ギターではとても弾きやすいキーですので、山下さんは原調のままアレンジされています。
残念ながら山下さんのアレンジ譜は未出版でありますが、原曲スコアと山下さんの演奏動画を比較しながら視聴すれば採譜は容易かと思われます。1
動画を拝見しますと、最低音が G しか出てこないためか、⑤=Gの変則チューニングを使用されています。ちなみに⑥は一度も演奏されません。
冒頭部分を少しだけ楽譜にしてみました。(原曲スコアの連桁の繋げ方を変えてあります。この方が読み易いので・・・)
4小節目2拍裏のパッセージは所謂、“斜めセーハ”で押弦いたします。
まるで最初からギター曲であったかのような錯覚を覚えるような本当に素晴らしいアレンジです。
こういうアレンジをもっと聴きたかったなぁ・・・。



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