皆様ご存知のとおり、大谷翔平さんの大リーグでの超人的なご活躍は同じ日本人として大変誇らしい限りでございまっす。
一口に二刀流と言っても、普通は一刀を極めるのでさえ困難であるわけで、二刀でそれぞれに偉大な記録を残すなどということはほとんど神憑りでございまっす。
で、クラシック・ギター界にも若き二刀流ギタリストがいらっしゃいまっす。もちろん、これはオイラが勝手に言っていることでございまっすが、そのお方は菅沼聖隆さんでっす。
まだ26歳(オオタニサンとほぼ同年代!)というお若いクラシック・ギタリストでっすが、ご両親がフォルクローレの演奏家ということもあって、フォルクローレやフラメンコの演奏にも類まれな才能を発揮されちょりまっす。
このブレリアスを聴いた時はブッ飛んだわ。
忌憚なく告白しまっす。オイラは日本人が演奏するカンテ、踊り、フラメンコ・ギターには基本的に全く興味がありまっせん。
理由はシンプル。それらを視聴して心の底から感動したことがないからでっす。もちろん、素晴らしい演奏をする方はいらっしゃいまっすが、やっぱり、本場のアルティスタの演奏を視聴するといい知れぬ違和感を感じてしまうのよん。当然、オイラ自身のフラメンコ・ギター演奏なんぞはクソの紙屑以下である。
が、↑ の菅沼さんのブレリアスの演奏を目を瞑って聴くと、スペイン人が弾いているとしか思えないくらいのよ。自然体、且つ、独創的なファルセータも超気持ちいいっ!ムイ・ビエンっ!こんな体験をしたのは初めてぢゃあ。
菅沼さんはこれまでに私家盤で4枚アルバムをリリースされちょりまっすが、今月の24日に世界的クラシック・ギタリストである福田進一先生のプロデュースによるギター・ディスカバリー・シリーズ第7弾、“Feria(フェリア)”がマイスター・ミュージックからリリースされまっす。
業界特権で早速拝聴させていただいたのでっすが、録音の素晴らしさも相俟ってムイ・ビエンっ!でござった。オイラ的には今年聴いたクラシック・ギターのアルバムの中でNo.1でございまっす。
次は是非、フラメンコ・ギター・アルバムのリリースを冀求いたしまっすっ!
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