この曲を演奏しているギタリストがいるのかいっ!Part 17~ジョアキム・シモンエス

すんごく久し振りに“ゼノブレイド 2”をやり始めまっした。

ブレワイ”や“ティアキン”と同様、これもこれまで何周したか覚えちょらんくらいプレイしてるんでっすけど、やっぱり面白いんだよねぇ。

典型的な“ジュブナイル&ボーイミーツガール”なストーリーなんすけど、ジジイになってもキュンキュンしてまうのは何でなんぢゃろ?

さて、冒頭の動画はポルトガル出身のギタリスト、Joaquim Simões(ジョアキム・シモンエス)によるドイツ出身で、元々はバンドでエレクトリック・ギターを弾いていたという変わり種のメリケンの作曲家、Sidney Corbett(シドニー・コーベット)の“Arien IV”という作品の演奏でっす。

楽譜には“Alicia O’Malley gewidmet(アリシア・オマリーに捧ぐ)”とあるんでっすけど、アリシア・オマリーについては不明っす。

この作品は“Prelude(プレリュード)”、“Meditation(瞑想)”、“Tarantella(タランテラ)”、“Discant(ディスカント)”、“Ricercar(リチェルカーレ))”の5曲から成るのでっすが、なかなか個性的な佳品でっす。

楽譜の巻末にある作曲者のシドニー・コーベットによる作品解説が興味深いので訳しまっした。

“アリエンIV”では、対位法の様々なテクニックを探求することに主眼を置いている。

“プレリュード”はハードなフラメンコ音楽のアタックとアルペジオが、ナチュラル・ハーモニクスで奏でられる静かでポリフォニックなテクスチャーと様式的に対立している。

“瞑想”は2声のテクスチュアが、奏者の決めたルバートに従って緩やかに浮き沈みする、ある種の夜の音楽(ショパンのノクターンのような趣)である。

“タランテラ”は、徐々にアイルランド音楽のジグへと変化する複雑なリズム構造が、支配的なイメージとなっている。

“ディスカント”では、低音弦のナチュラル・ハーモニクスで奏される3声のカノン(より極端な部分音を含む)が、自由に作曲された抒情的な旋律の伴奏となる。

5つの楽章の中で最も抽象的な“リチェルカーレ”は、4つの声部(すなわちソプラノ、アルト、テナー、バス)にほぼ対応する4つの声部で展開される単一主題を採用している。

このような技術的な懸念の根底には、私とギターとの個人的な関係に由来する意味のレベルがある。

従って、この作品は既存のギター文献と存在しないギター文献の両方に対する一種の鏡として理解することも出来る。

との事でございまっする。(ちょっとムズいね・・・)

現代作品ではありまっすけど、動画をご覧いただくとお分かりの通りそれほど難解ではありまっせぬ。

各曲の楽譜冒頭はこんな感じでっする。

楽譜はドイツのリコーダーメーカーとして日本でも名高い、MOECKから出版されているのが興味深いっす。

興味のある方、楽譜はこちらで購入出来まっす。

Luzia

【源氏名】
Luzia(♂)

【本業】
都内某楽器店でカリスマ店長のフリをすること。

【嗜み】
すちゃらかなギターを弾くこと。

【趣味】
読書(末期の活字中毒者)、たまに映画を観たり、ゲームをしたり。

【特技】
土下寝、妄想、妄執、迷走、酒池肉林。

【資格】
A級穀潰師、超弩級竿師、Luzia流天手古舞&きりきり舞い家元。

【血液型】
絵に描いたようなB型。

【星座】
天秤座。稀に便座。

【不具合】
肛門括約筋が活躍しないことがある。

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【愚ブログについて】

2009年7月某日から2022年8月3日に渡ってやっていたブログ、“土下寝で昼寝~すちゃらかギター弾きの妄執~”を訳あってデータベースごと消滅させてしまい、同年8月10日に装いも新たに再開したブログでっす。ギター(ジャンル問わず)、音楽(これまたジャンルを問わず)、その他に関して書きまくりてぇ~っ!と思った時に駄文を垂れ流しまくる、毒にも薬にもならないブログでっす・・・。

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