明日まで暑いようでがんす。
棚卸しの準備を粛々としておりまっす。
相変わらず楽譜、CD等の数量を数えるのはメンドイのでっすが、動きの少ない楽譜に関しては随分以前から一処に纏めてあるのでいちいち数えなくても良いのでっすが、店内の楽譜収納キャビネットや楽譜棚に収納しているものはキッチリ数えるのでやっぱり大変・・・。キャビネットだけで千冊以上あるからねぇ・・・。
気がついてみれば3ヶ月以上、髪切ってねぇわ・・・。明日は公休なので髪結床に行くか。
さて昨日、フラメンコ・ギタリストのRafael Riqueni(ラファエル・リケーニ)のポピュラーアレンジ・アルバム、“Versatae”についてチラッと書きまっした。
そこに収録されているBen E. King(ベン・E・キング)の“Spanish Harlem(スパニッシュ・ハーレム)”はボーナス・トラックでありまっして、ベン・E・キングの歌唱音源にリケーニがギターを重ねているというコラボ音源でございまっす。
冒頭が有名なベン・E・キングの歌唱音源でありまっす。
皆さんご存知の通り、ハーレムはイスラム教の世界における女性専用の居住区域を指す言葉でござんす。が、オイラは専らムフフな方に惹かれてしまいまっする・・・。お許しください、いつまでも・・・。
ちなみにベン・E・キングと言うと、オイラはやっぱり“Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)”なんすよね。
ええのうええのう。
で、“スパニッシュ・ハーレム”のギターソロ・アレンジと言うと、クラギの方には馴染み深いエゲレスのギタリスト・コンポーザー1、John W. Duarte(ジョン・ウィリアム・デュアート、1919-2004)のものが知られちょりまっす。
デュアート先生の有名な“Jazz and Popular Songs”という曲集に収載されちょりまっす。
アレンジ譜の冒頭はこんな感じでっす。
シンプルなアレンジなのでっすが、さすがにデュアート先生のアレンジだけあってセンス溢れたものになっておりまっす。(オイラとはエライ違いである・・・)
残念ながら、このアレンジによる演奏動画は見つからなんだ・・・。
せっかくなので、この曲集に収載されている他の作品もご紹介しまっしょう。
- ファッツ・ウォーラー&ハリー・ブルックス/浮気はやめた
- ヒュー・マーティン&ラルフ・ブレイン/ザ・ガール・ネクスト・ドア
- ヴァーノン・デューク/恋のチャンスを
- ジョージ・シアリング/バードランドの子守唄
- レノン&マッカートニー/エリナー・リグビー
- スペンサー・ウィリアムズ/ベイズン・ストリート・ブルース
- ジミー・マクヒュー/明るい表通りで
- ジョアン・ホイットニー&アレックス・クレーマー/ファラウエイ・プレイセズ
- ルイ・アームストロング/この素晴らしき世界
- バート・バカラック/遥かなる影
- デューク・エリントン/ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニーモア
- マービン・フィッシャー&ジャック・シーゲル/ホエン・サニー・ゲッツ・ブルース
- ホーギー・カーマイケル/スターダスト
- バート・ハワード/フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
- サミー・カーン&ジュール・スタイン/アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー
- ヘンリー・マンシーニ/酒とバラの日々
- デューク・エリントン/ソフィスティケイテッド・レディ
- ハロルド・アーレン/ストーミー・ウェザー
- アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネマの娘
どれもこれもムイ・ビエンなアレンジでございまっす。
個人的には“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”のアレンジで途中、コード的ギミックによるパッセージ部分を初めて弾いてみた時にドキッとしたっけ。
この曲集は1982年初版でっすが、現在も入手可能でっす。一冊持っておいて損はないっす。
脚注
- ギタリストと言うより、完全に作曲家、アレンジャーとしてのイメージの方が強いっすな。でも、ジャズ・ミュージシャンとして活動していたこともあり、あのジャンゴ・ラインハルトとも共演していたりする。
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