ワタクシの頭の中にある“NGリスト”には本日現在、6名の名前が記載されちょりまっす。
それは例の楽譜の運指の事ばかりを問い合わせてきて、たびたびワタクシをキレさせるクレクレ君であったり、「◯◯さん(ワタクシ)の幸福を願ってギターを弾くので聴いて下さい(注:電話越しでな・・・)」という人であったり、何度も同じことを問い合わせてくる人だったり、なぜかワタクシに励ましを求めてくる人だったり、何度も何度もオススメの楽譜やCDのリスト作成を要求してくる人だったり、どこそこのお店に◯◯という名器(ギター)があるのだけど良い楽器ですかね?と問い合わせてくる人だったり、要するに
(:3 ⌒゙)メンドクセ〜
人たちでっす。
んでなぜか、めちゃんこ忙しい時に示し合わせたようにこの人たちから電話が来るのな。オイラのストレスが完全に無くなる日は一体いつになったら訪れるのだろう・・・。
そんなこんなで愚ブログに駄長文を書くことによって、多少のストレス軽減を図るオイラをお許し下さい。サーセンっ!
さて、昨日の記事でちょこっとChet Atkins(チェット・アトキンス、1924-2001)の有名なハーモニクス奏法の事を書きまっしたので、例に出した“When You Wish upon a Star(星に願いを)”のアレンジを使って補足をしまっす。
オイラがこのアレンジを初めて聴いたのはいつだったろう?いずれにしろ、相当昔であることは間違いないのでっすが、結構衝撃的でございまっした。
イントロ部分とテーマ(1小節分)を楽譜にしまっすと、こんな感じでっす。
( )が付いた音符はハーモニクスで発音される実音でっす。
冒頭の録音音源を聴かれたり、実際に演奏されるとお分かりかと思いまっするが、“ハープ”で弾かれたような響きが印象的でっすね。
聴覚的にも、また、実演に接した時の視覚的な演奏効果もスンバラシイっす!
YouTubeには残念ながらチェット・アトキンス本人の演奏動画がないのでっすが、こちらのFacebookに貴重な演奏動画がアップされちょりまっす!(録音版とは違うバージョン)
このハーモニクスの奏法はその後、様々なギタリストが取り入れるようになりまっしたが、Larry Coryell(ラリー・コリエル)もその一人でっす。
1982年に完全ソロ・ギター・アレンジでリリースしたNikolai Rimsky-Korsakov(ニコライ・リムスキー=コルサコフ)の交響組曲、“Scheherazade(シェヘラザード)”では随所にこのハーモニクス奏法が用いられておりんす。1
“第1楽章《海とシンドバッドの船》”の演奏音源をお聴きなされたし。
ラリー・コリエルは全体的にピック+指弾きで演奏されちょるのでっすが、ハーモニクス部分は i + Pではなく、Pで弦に触れてピックで発音する“ピッキング・ハーモニクス”と、ハーモニクスをしない音はフィンガーピッキングと同様に a で弾いておらるる。
ちなみにクラシック・ギター作品でこの奏法が出てくる作品でパッと思い浮かぶのは、世界的なジャズ・ギタリスト、渡辺香津美さんが1980年に孤高の天才ギタリスト、山下和仁さんのために書かれた5曲から成る作品、“Astral Flekes(アストラル・フレイクス)”のエンディング間近に出てくるパッセージでっす。
大萩康司さんの演奏音源をどうぞ。該当部分は1:50~1:55あたりでっす。
今更ながら、チェット・アトキンスはスンバラシイっ!
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