ええ天気でっすね。
三連休真っ只中ってこともあってか、皆さん行楽に出かけているのでしょうか?お店がすんごく静かなんでっすけど・・・。
今年ってやたら三連休が多くね?来月も2日~4日が三連休でしょ?ええなぁ~・・・。オイラは今年も正月休みまで連休は無ぇや・・・。(99.9%確定)
現在、毎年恒例で絶賛再読中の石田衣良先生の“池袋ウエストゲートパーク”シリーズ。
今は第4巻、“電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ”を読んでいるのでっすが、第2巻、“少年計数機 池袋ウエストゲートパーク II”の“水のなかの目”というお話の中で、主人公の真島 誠が
あんたには、なにを聴いたらいいかわからないときに手が伸びるCDがあるだろうか。おれにはある。グレン・グールドがピアノで弾いたJ.S.バッハ(今年はバッハが死んで二百五十年だそうだが、それとはあまり関係ない)。これは聴いたあとで、聴く前より必ず少しだけ豊かな気持ちになって、この世界に帰って来られる音楽だ。それにグールドのあのでたらめに早いテンポやおかしな拍子の取りかたが、おれがものを考えるリズムになぜかぴったりなのだ。
という場面があるのでっすけど、これはオイラも同感でありまっす。
オイラはご多分に漏れず冒頭音源の1955年版、“Goldberg-Variationen BWV988(ゴルトベルク変奏曲BWV988)”がマストでございまっす。聴く度にハンニバル・レクター博士並にいつもうっとりとしてしまいまっす・・・。
で、オイラが敬愛するチェコの巨匠、Štěpán Rak(シテパン・ラック)大先生が2006年にリリースされた“Dedications”というアルバムがございまっす。
実はオイラが一番好きなラック大先生のアルバムでっす。
アルバム・タイトルが“Dedications”、つまり“献呈”、要するに収録されている作品が何かしらを讃えた内容でございまっして、最後に収録されている“Romance Ontario(ロマンス・オンタリオ)”という曲は副題に“To the memory of Glenn Gould(グレン・グールドの思い出に)”とございまっす。
オンタリオは説明するまでもなく、グールドが生まれたカナダのオンタリオ州の事ざんす。
ラック大先生の録音音源をどうぞ。
元々の録音音量レベルが低めなので、スピーカーの音量を少し大きめにしないと分かりづらいのでっすが、冒頭部分で左右の手のひらを使って4弦~6弦を擦って、オンタリオ湖上を渡る風を表現したりしていまっす。
その後はラック大先生お得意の技巧を凝らした内容になっていきまっすが、なかなか良い作品だと思いまっす。
が、録音は本日現在、ラック大先生以外見つかりまっせんし、他のギタリストが演奏したという情報も得られないっす・・・。
なんでぢゃっ!
答え:この作品は楽譜が未出版だからでっす・・・。(おいおい・・・)
内緒でっすが、手稿譜の冒頭部分はこんな感じでっす。
本当は楽譜をおまけ付きにしたいところでっすが、大人の事情が色々とございまっして、公開すると恐らくアサシンに消されるのでお許しください、いつまでも・・・。
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