漸く棚卸し関連の作業が終了・・・。
集計したり計算したりする作業は嫌いではないのですが、集中して計算している時に急に話しかけられたり、突発的に面倒くさい仕事を急に振られたり、長電話をするお客人から電話が入ったり、要するに計算作業リズムを崩されると滅茶苦茶フラストレーションが溜まる体質なワタクシなので大変疲れます・・・。取り敢えず燃え尽きました・・・。不死鳥の如き復活を遂げたいっ!
さて、冒頭の動画はIgor Stravinsky(イーゴリ・ストラヴィンスキー)の大変著名なバレエ音楽、“L’Oiseau de feu(火の鳥)”の最も演奏頻度が高い1919年版の演奏です。
YouTubeには1959年にストラヴィンスキー本人の指揮によるNHK交響楽団の貴重な演奏動画もございます。
こちらは1945年版による演奏です。
いずれにしろ何度聴いても血湧き肉躍る名曲でございます。
で、“火の鳥”と言うとやっぱり、山下和仁さんによるギターソロ・アレンジの演奏に触れぬわけにはいかぬ訳で・・・。
1985年にLPレコードがリリースされ、当然ながらワタクシもリアルタイムで購入して聴いたのですが、まぁ、凄いですよね・・・。
実演も2回聴いた事があるのですが、余りにも凄まじい演奏で大小異常失禁しそうになりましたよ。
山下さんが最後に“火の鳥”を演奏されたのは2009年のリサイタルかと思われます。

その時の貴重な演奏動画がこちらです。
この動画は以前、YouTubeにアップされた事がありますが、現在は削除されております。(このvimeo動画もいずれ削除される可能性あり)
多くの山下ファンの方は疑問に思われていらっしゃるかもしれませんが、“ギターソロ版 火の鳥”はセンセーショナルな話題を呼んだにも関わらず、他のアレンジ作品のように楽譜が2026年現在、未出版となっています。何故でしょう?
答えはシンプルです。
ストラヴィンスキーの著作権が、2018年の日本の法改正により著作権保護期間が“死後70年”に延長、つまり2041年末まで有効になってしまったのと、ストラヴィンスキー自身、没後は遺族の方々によってストラヴィンスキー作品は大変厳しく著作権が管理されていて、楽曲によってはアレンジ演奏が不可だったり、その他の制限が設けられているからでございます。
“火の鳥”に関しては恐らくアレンジ演奏はOKですが、出版はNGという事かと思われます。(これに版権の問題が絡むと更にややこしくなります)
チリ出身のギタリストで筋金入りの山下和仁信奉者であるAntonio Rioseco(アントニオ・リオセコ)が、山下さんのアレンジによる“火の鳥”を演奏されている動画がございます。
YouTube本家に掲載されているリオセコさんの動画解説を引用します。(少し長いですが・・・)
こちらは別バージョンです。(2004年の演奏で、私がこの作品を演奏した最後のものです)
今回は8mmハンディカメラの達人と協力して音・映像・カメラアングルをデジタル処理をし、最初から最後までの完全なバージョンになっています(2001年のテイクのようにカットされていません)
私にとって、これは一種の「音楽的課題におけるエベレスト登頂」のようなものでした。
それは音楽史上で最も素晴らしい作品の一つを演奏したからだけではなく、演奏するためにかかった途方もない労力、すわなち、マエストロ山下によるCD音源から採譜をして楽譜を書き起こすという作業があったからです!!
この「幻想的で巨大なミニチュア」- 少なくとも私にとってはあらゆる面で最も困難なこの曲を習得し、準備をするのに7か月に渡るハードワークと4年もの月日を要しました。(しかしながら)これは私の人生の中で最も幸せな瞬間の一つであり、夢が叶った瞬間でもありました。
山下和仁氏の演奏が私に与えた衝撃から14年が経ち、彼は私の音楽芸術と表現に対する見方を永遠に変えてくれました。
(マエストロ山下のように)完璧な演奏ではありませんが、聴く価値のある非常に興味深い瞬間が詰まっています。不完全さにも美しさがあるのです!
との事です。
いつの日かこの“ギターソロ版 火の鳥”が出版されたら良いなぁとは思うのですが、問題はワタクシ如き凡才には十中八九、刃が立たないアレンジなのと、著作権が完全に切れる2041年にワタクシは76歳となっており、それ以前に遠いお空へと旅立っているかもしれませぬからね・・・。
これもある意味、燃え尽きたお話ですな。(黄昏)

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