東京は今日、最高気温が27℃になりまっしたが、うちのお店界隈に薄っすらと金木犀の香りが漂い始めてきまっしたよ。
クレイジーな天候続きではありまっすが、ちゃんと秋らしい風情を振り撒く自然の営みというものを犇々と感じまんがな。
ところでオイラは蚊取り線香の匂いが結構好きなのでっすが、おかしいでせうか?たまにビニール袋に粉々に砕いた蚊取り線香を入れてクンカクンカと匂いを嗅いで飛びます。(おいおい・・・)
あ、勿論、冗談っす。本気にしないように・・・。
さて、冒頭の音源はドイツの名匠、Hubert Käppel(フバート・ケッペル)の2016年にリリースされたアルバム、“20th Century Guitar Music”に収録されているエゲレスのギタリスト・コンポーザー、Oliver Hunt(オリヴァー・ハント、1934-2000)の現代作品、“Garuda, ballade for guitar for (ガルーダ、ギターのためのバラード))”という作品でっす。
ちなみにジャケットがめっちゃカッコよなのでっすが、

このアルバムに収録されているドイツの現代作曲家、Hans Werner Henze(ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ)の“Memorias de el Cimarron(エル・シマロンの思い出)”の第1曲、“Die Welt(ディ・ヴェルト)”の冒頭でギターを弓奏するパッセージが出てきまっして、それをジャケットに使用しているのねんな。
楽譜はこんな感じでっす。
フィリピン出身で日本の“アンサンブル・ノマド”でリーダーを務めていた事もあるギタリスト、Joseph Perez Mirandilla(ジョセフ・ペレス・ミランディーリャ)の演奏動画をどうぞ。
んで、今回ご紹介するオリヴァー・ハントの“ガルーダ”はインド神話に登場する神鳥の事でっす。
せっかくなので、Richard Ashlock(リチャード・アッシュロック)といふギタリストの演奏動画もどうぞ。
あまり演奏されないのが不思議なくらい佳品だと思いまっする。
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。
ぱっと見、非常に緻密で手強そうな譜面ではあるのでっすが、ギタリストが作曲した作品なので見た目以上にめちゃんこ弾きやすくて◎っす。
“あまり演奏されないのが不思議なくらい佳品”と前述しまっしたが、それもそのはず、実は楽譜は30年以上前に絶版となっちょりまっす・・・。(出版社消滅のため)
なので今回はこの作品の楽譜をおまけ付きにいたしまっす。
弾いていみたい方は自由にDLってお楽しみくだされ。
Oliver Hunt(オリヴァー・ハント)/Garuda, ballade for guitar for (ガルーダ、ギターのためのバラード))(PDF)



この曲はラウラ・ヤングの「solo」というアルバムで初めて聴きました。レコーディング・エンジニアがフバート・ケッペルでした。
けんいちさん
コメントをいただきありがとうございまっす。
>この曲はラウラ・ヤングの「solo」というアルバムで初めて聴きました。
いやぁ~、このギタリストは初めて知りもした。
先ほど、彼女のウェブサイトを覗いてみたのでっすが、なかなか興味深いアルバムをいくつかリリースされちょりまっすね。ちょっとチェックしてみまっす。