
旧愚ブログの初期に書いた覚えがありまっすが、オイラは過去に一度だけ“ダイエット”なるものを敢行したことがござんす。
中高生の頃はギターに熱中しつつバレーボールや水泳に勤しんでおったんすけど、まぁ、あの頃は食っても食っても腹が減るお年頃でござんしたな。
当時の食事を振り返りまっすと、朝食は丼飯を2杯、昼食は飯をこれでもかと詰め込んだ弁当、夕方に帰宅し夕飯前に腹が鳴ってしょうがないのでラーメンをスープまで飲み干し、その2時間後の夕食にまたまた丼飯を2杯食らい、就寝前にカップヌードルやらを食しておった。
それでも全然太らなかったんすよね。寧ろ、どんどん身体がバッキバッキの細マッチョになったっけ。
そんなこんなで社会人になってスポーツをしなくなり、毎日のように店の近所のカレースタンド(そのお話はここにチラッと書いたっけ)に通いまっしたら一気に太り、不整脈が頻繁に出るようになってしまって「これはヤバイ・・・」となり、ダイエットを敢行したのであった。
この時オイラはどういう方法を取ったかと言うと、基本的な運動(腕立て、腹筋、スクワット)は必ず毎日行い、普通の食事は朝と夜だけにし(量は少し減らす)、昼は“ところ天”、“サラダ”、“シリアル”、もしくは“何も食べない”のいずれか選択しただけっす。
で、1週間後。
3Kg減量っ!
こんな簡単なのかいっ!と調子に乗り、結果的に4ヶ月程で何の苦も無く
16Kg減量っ!
したのであった。
その頃の写真を見まっすと中高生の頃よりも細く、ジーンズのウエストサイズも29インチになり、かなり病的な感じに痩せておりまっした。
事実、今もお世話になっている小岩の床屋のKさんに
○、○○君・・・。思い切って聞くんだけど、
や、痩せたよね・・・。
と言われてしまい、実はカクカクシカジカでダイエットをしたんすよと応えると、Kさんはホッとした顔で
あんまり痩せたんで病気かと思ってたんだよ・・・。
とご心配をおかけする程だったっす。
それから半年ほど経った頃・・・。
ある日、先代社長の鶴の一声で都内某所へ社員全員で食事会と相成り、その時はチートデイとしたオイラも大いに食いまくったのでありまっすが、その翌朝、なんか上半身が痒くて目が醒め、徐ろに部屋着を脱ぐと
蕁麻疹発症っ!
・・・。
んで、店に電話をして今日は遅刻する旨を伝え、朝一番で小岩の皮膚科にGO!
お医者さんに上半身の状態を見せると
あぁ、完全に蕁麻疹だね。
とあっさり見立てられ、直ぐに抗生物質を注射してもらい、そのまま出勤。
薬の力は偉大で、店につく頃にはすっかり蕁麻疹が治まったのでありまっした。
やれやれ、良かったわいと思ふた翌朝。
またまた、上半身だけが痒い・・・。いやぁ~、まさかなぁと思いつつ部屋着を脱ぐと、昨日以上に酷い蕁麻疹が出ておった・・・。
なので、今一度朝一番で昨日行った皮膚科に向かい、
先生っ!また蕁麻疹が出よったがなっ!
と言いつつ上着を脱ぐと、そばにいた看護師のお姉さんが無意識に「うわぁ・・・」と漏らすほど酷い状態になっておった。
これは精密検査をした方が良いだろうということになり、東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター(旧 青戸病院)への紹介状を貰ってその足で向かい、早速、血液検査やら何やらをして結果を待つと、
原因不明・・・。
との診断でっした。
蕁麻疹如きで仕事を休むわけにはいかんので、かなり強力な飲み薬と塗り薬を処方してもらったっす。
その後、オイラの蕁麻疹はどうなったかと言うと、ほぼ毎日、朝に蕁麻疹が出る → 昼頃に消える →翌朝、蕁麻疹が出る → 昼ころに消えるという繰り返しでっした。
酷い時は手指や掌にまで出る始末・・・。そんなこんなで完治するまでに
約1年っ!
を要したのでありまっした。
ここに至っても結局原因は不明でありまっして、先生曰く、ダイエットで短期間に体重を一気に落とした事で、身体に非常なストレスが掛かって体質が変化したのが原因かも知れぬというところに落ち着きまっした。
それからは意識的に体重を5Kg程戻し、食事も抜くこと無くバランス良い栄養を摂取する事を心懸けたんすけど、以来、蕁麻疹は出ておらぬ。
さて、若い頃の新陳代謝の激しさは実に素晴らしいっ!
というのもごく最近、蕁麻疹が出ることを覚悟しつつ暫くの間、ダイエットをしていた頃と同じ運動と食事を続けてみたのでっすが、
全然痩せない・・・。
寧ろ、下手すると逆に太ったりする・・・。
当たり前でっすけど歳を経るに従って20代、30代の頃よりも明らかに新陳代謝は悪くなっているんですよね。
ただ、最近良く考えるんすけど年齢が60代になり、70代になり、80代になった時、痩せているより太っている方が見た目は健康的なんでっすよね。
ご老体で鶴の如き痩身の方を拝見すると、大変失礼ながら痛々しくて見るに堪えない事がござる。
人間の身体はそういう風に出来ているんぢゃないすかね。
若い頃はある意味、カッコつけたい気持ちが勝っていまっすから、人に良く見られたいっ!、見た目を気にする余り過激なダイエットを敢行っ!してしまいがちでっすが、ある程度の年齢になったら年相応に少し太るくらいが丁度良いのだと思ふ。
そういう事にしておこう。

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