
昨日今日と都内某所でお店の音楽教室の発表会をやっておりまっしてオイラは昨日の朝から晩までいつものように楽器の搬入やら受付やらリハーサルの仕切りやら司会やら譜面台やら足台等の出し入れやらをやりまっしてお気付きのとおり句点を打てないくらい大疲労宴絶賛開催をしてもうてヘロヘロのため今日の発表会は若ぇ衆に行ってもらっておりまっす・・・。
昨日はギターでの参加者が多かったでっす。皆さん、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮され、素晴らしい演奏をしてくだすった。
しかし、何でギターって演奏する側、聴く側に緊張感を与えるのだろうか?
やっぱり、オイラも嫌というほど経験がございまっすが、ギターって少なくとも地球上でめっちゃポピュラーな楽器なわけでっすが、いざ、人前で特にソロを弾く場合、“ちゃんと聴かせる演奏”をするのが非常に困難な楽器なんでっすよね・・・。
そもそもギターって、演奏をする時に聴衆に面と向かって弾くわけで、その緊張度はなかなか半端ぢゃないでっす。
大抵の場合、「ミスしないように弾かなきゃっ!」と思うわけでっすよ。でも、そう思えば思うほど、演奏上は大したことがないちょっとしたミスにも過剰に反応してしまった結果、パニクって大きなミスを誘発してしまったりしまっす。
ちょっと前に書きまっしたが、オイラも生まれて初めて人前でギターを弾いた時はわけもなく手が震え、暗譜しているはずなのに完全に記憶がぶっ飛んで演奏が止まったり、頭に血が上って耳の毛細血管がパンパンになってしまったのか、自分の弾いているギターの音が異様に小さく聞こえたり、左指の押弦に力が入らなかったり、右指が弦を掴めなかったり、と散々でっしたわ・・・。
もちろん、他の楽器でもこういう事は起こりまっす。ただ、ギターの場合はそのミスがギター演奏を初めて見る方でも丸わかりなほど目立っちゃうのよね・・・。
世の中にはトップ・プロ、また、トップ・プロ中のプロがいらっしゃいまっす。彼らはどうなんでしょう???
ある世界的な某ギタリストの方とお話したことがございまっするが、その方はコンサートの本番直前に舞台袖で待機している時、緊張でこれ以上はないくらい心臓が早鐘を打つそうでっす。また、ある方などは、舞台袖で極度の緊張から嘔吐されたこともあるそうでっす。
あのパコ・デ・ルシアが1990年にJuan Manuel Cañizares(フアン・マヌエル・カニサレス)、パコの甥っ子であるJosé María Banderaホセ・マリア・バンデーラ)とのトリオで来日公演をした際、AプロでJoaquín Rodrigo(ホアキン・ロドリーゴ)の名高い“Concierto de Aranjuez(アランフェス協奏曲)”を原曲どおりオケとともに演奏するというのが目玉でっした。
オイラは初日公演を観に行ったのでっすが、もちろん、演奏が止まったりはしませんでっしたけど、明らかにパコが緊張しているのが手に取るようにわかりまっした。第2部のフラメンコ・ステージでは別人のように生き生きしてたっけ。
別の日の公演ではギターソロから始まる第3楽章のフレーズが途中でぶっ飛んでしまって、強引にフラメンコのファルセータを弾いて演奏を進めたそうでっす。
後にパコは某GG誌のインタビューで、「この日本公演では緊張して寝付けず、生まれて初めて肩が凝った・・・」と仰ってましたな。
↓ これは後のスペイン公演での演奏。(客席に作曲者のホアキン・ロドリーゴがいるという、オイラだったら卒倒しそうなシチュエーションでの演奏)
こんな神レベルのトップ・プロでも緊張はするのねんな。
きっと、場数を踏む事によって緊張していても弾ける術というのが身に付くのでせう。そう思いたいっ!
Yamandu Costa(ヤマンドゥ・コスタ)レベルのモンスターになるとどうなんだろう???
どう観ても緊張しているというより、ギターを弾くのが楽しくてしょうがないという風にしか見えぬ・・・。

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