朝のラッシュアワー時。
例えば、パコ・デ・ルシアが1975年にマドリッドの“Teatro Real(テアトロ・レアル)”で行った伝説のライヴの如きギッチギチに電車が混んでいる時、1
パラレルに並べば多少楽になるのに

相変わらず頑なにバーチカルに並ぶ奴らがいる。

で、ほとんどがスマホを弄ってやがるんだよな。(老若男女を問わず)
普段は慈愛に満ちた優しきジジイのオイラが一瞬、殺意を抱くほどにイライラするシチュエーションであるっ!
機嫌が悪い時は脳のシナプスを破壊する程度の“舌打ち音”を発しまっすのでご注意下さい。
さて、冒頭の音源は正に知る人ぞ知る白人系ブラジリアン・ギタリスト、Geraldo Vespar(ジェラルド・ヴェスパール、1937-)の“Samba Novo”でっす。
この作品に限らず、ジェラルド・ヴェスパールの奏でるギターはどんな形態でもパーフェクトとしか言い様がなく、ブラジルを出てからはあのPaul Mauriat(ポール・モーリア)の楽団でも活躍したんだねぇ。
と、訳知り顔で話しておりまっすが、オイラがジェラルドさんを知ったのはつい最近でございまっする・・・。サーセンっ!
全然知らんかったのでっすよ・・・。
たまたま、同国の優れたクラシック・ギタリストであるPaulo Martelli(パウロ・マルテッリ)の事を調べておりまっしたら、彼が録音をし、楽譜出版の際に校訂&運指を施したジェラルドさんの“20 Estudos Populares Brasileiros para Violão(ギターのための20のブラジリアン・ポップ風エチュード)”という作品に出会いまっしてね、
↑ の動画で全曲を視聴しまっしたら、これが実にエモいエチュード集でございまっして感服した次第でございまんするす。
ちなみにNo.1の楽譜冒頭はこんな感じでっす。
2019年に楽譜は出版されちょりまっす。ちなみに各曲は以下のギタリストに捧げられておりんす。
Study 1 Calango:Turíbio Santos(トゥリビオ・サントス)
Study 2 Valsa Brasileira:Pedro Martelli(ペドロ・マルテッリ)
Study 3 Tonada Moderna:Paulo Martelli(パウロ・マルテッリ)
Study 4 Paulo Pedrassoli(パウロ・ペドラッソーリ)
Study 5 Prelúdio-Toada:Raphael Rabello(ハファエル・ハベーロ)
Study 6 Samba-Blues:Paulo Martelli(パウロ・マルテッリ)
Study 7 Samba Teleco-teco:Paulo Martelli(パウロ・マルテッリ)
Study 8 Jongo:Antonio Geraldo(アントニオ・ジェラルド)
Study 9 Toada Praiana:Yamandú Costa(ヤマンドゥ・コスタ)
Study 10 Samba Partido Alto:Baden Powell(バーデン・パウエル)
Study 11 Acalanto:Luiza Vestar(ルイザ・ヴェスタール)
Study 12 Samba Teleco-teco:José Menezes(ジョセ・メンデス)
Study 13 Samba Choro:Daudeth de Azevedo(ダウデス・ヂ・アセヴェド)
Study 14 Bossa Nova Samba:Luís Bonfá(ルイス・ボンファ)
Study 15 Choro Canção:Pedro Martelli(ペドロ・マルテッリ)
Study 16 Sambaião:Carlos Barbosa Lima(カルロス・バルボサ・リマ)
Study 17 Choro Canção:Geraldo Ribeiro(ジェラルド・リベイロ)
Study 18 Toada-Modinha:Quiteria Paulino Alves(キテリア・パウィーニョ・アルヴェス)
Study 19 Bossa Choro:Hélio Delmiro(エイロ・デルミーロ)
Study 20 Samba-Funk:Paulo Bellinati(パウロ・ベリナティ)
興味のある方はこちらから楽譜が購入可能でっす。(PDFのみ)
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