残念ながら、音源、動画は無いっす・・・。
オイラが1998年からPCを始めた時、個人的に使用していた記憶媒体は懐かしい“フロッピーディスク”でございまっした。
容量は2DDで最大720KB、2HDで最大1.44MBだったけ。特殊な事をしないなら、これで十分な時代だったんだよね・・・。
でっすからその後、“MO(光磁気ディスク)”が一般的になって、容量が128MB、230MB、640MB、1.3GBとなった時はびっくらこいたっけな。
デジタル技術の進歩が速すぎて、もともとアナログ体質なオイラは未だに戸惑う事が多々あるんすけど、技術が進歩すればするほど人間はアホになっていくのは歴史の必然であり、最新技術の恩恵を受けながらも、それらに飲み込まれないように踏ん張っている今日この頃、皆様いかがお過ごしでせうか?
で、“MO”と言うとオイラはイスラエル出身のメリケンのギタリスト、音楽学者としてクラギ界では夙に有名でありまっしたMatanya Ophee(マターニャ・オフィー、1932-2017)の事を思い出しまっする。
残念ながら2017年に85歳で身罷れたのでっすが、ホンジュラス出身で現在はメリケン在住のギタリスト・コンポーザー、Carlos Barrientos(カルロス・バリエントス)が、マターニャ・オフィーの80歳の誕生日を祝して書いた“Mambo for MO(MOのためのマンボ)”というギター作品がございまっす。
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。
所謂、“ニューオリンズ・スタイル”のマンボ形式で書かれたとってもゴキゲンな作品でございまっす。
“ニューオリンズ・スタイル”のマンボはこんな感じでっす。
なんか、いい意味で軽くって素敵っ!聴いているだけで楽しくなりまっすね。
カルロス・バリエントスのこのギター作品は、いい感じに“ニューオリンズ・スタイル”のマンボを再現していてとってもナイスだと思いまっす。なんで弾かれんのだろう・・・。MOTTAINAIのぉ・・・。
オフィーさんはEditions Orphéeという個人出版社を起ち上げられて、古典派のギター音楽、ロシアのギター音楽等のマニアックな作品を多数出版されておりまっしたが、ご逝去に伴い出版社は消滅したのでっすけど、現在はメリケンのTheodor Presserがそれを引き継いでおりまっす。
興味のある方はここで楽譜が購入可能でっす。
【追憶】
ちょうど30年前の1994年にオフィーさんが初来日されたのでっすが、その折り、うちのお店にもご来店下されまっした。
オイラは輸入楽譜の発注・管理のお仕事をしておりまっしたので(今もな)、オフィーさんのことはもちろん存じ上げておりまっした。
一見して学究肌の頑固そうな風貌の方なのでっすが、実際は大変温厚で楽譜に関する貴重なお話をたくさんしていただいたっけ。あ、もちろん、楽譜の受注も大量にされていきまっしたけどね。(笑)
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