なんていうか、日本の犯罪も着実にグローバル・スタンダードを目指しつつある昨今、皆様いかがお過ごしでせうか?闇バイトねぇ・・・。手を染めた輩は有無を言わさず吊るしちめぇばええのに。(おっと、どうしたLuziaさん)
さて、冒頭の音源はGerardo Núñez(ヘラルド・ヌニェス)の名作、“Cañaveral”でっす。日本語に訳すと“葦原”でせうか?リズム形式はベルディアーレスでっす。
フラメンコ・ギター独特の奏法に“Alzapua(アルサプーア)”という奏法がございまっする。ざっくり言ってしまいまっすと、現代フラメンコではP(右親指)のみで単音やコードを弾く奏法と言えば良いでせうか?
ヘラルド先生のDVD付き教則書籍、“La Guitarra de Gerardo Núñez”の“Pulgar(右親指)”のセクションにこんなファルセータが掲載されちょりまっす。(記譜法をちょっと変えてまっす)
楽譜上段・下段とも同じファルセータでっすが、上段は古い時代のアルサプーアの弾き方で、下段が現代的な弾き方でっす。ちなみに上段の赤い符玉は演奏しませんが、3と4指で押さえておきまっす。
ヘラルド先生は頻繁に単音でのアルサプーアによるファルセータを弾くことがございまっす。今回の曲の中でも使用されちょりまっす。
動画もございまっす。0:41~0:45に注目。
楽譜にしまっすとこんな感じでっす。
正直、ちょっとムズいでっすけど、キマったらカッコよろし。
で、最近ではクラシック・ギタリストでも似たような事をする方がいらっしゃる。
まずはRoland Dyens(ローラン・ディアンス)の“Hommage À Villa-Lobos(ヴィラ=ロボス讃歌)”の最終曲、“Tuhú(トゥフー)”のラスト近くに出てくるパッセージをご覧くだされ。
低音Fが3小節に渡って連打されるのでっすが、オイラがこの曲を弾こうと思ったら楽譜どおりに弾くだろうなぁ。
が、ギリシャの凄腕ギタリスト、Dimitris Kotronakis(ディミトゥリス・コトロナキス)はPのダウン → アップのアルサプーア、まぁ完全にピックのように弾いておりまっす。また、m(右中指)とa(右薬指)で弾く部分をm のアップで弾いちょる。
下の動画の1:13~1:17に注目。
結構、尋常ぢゃないテンポになっちょるね。恐らく慣れればp i p iで弾くより速く弾けるとは思いまっす。
まぁ、このあたりは好みでせうね。一度お試し下さい。
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