そうそう。2週間前に2ヶ月半ぶりに床屋に行ったんすけど、ここでお世話になって今年で丸39年!なのな。
通い始めたのはオイラが20歳!の時であり、例の若気の至りをこじらせている頃でありまっするが、当時は後ろ髪が肩甲骨に届くくらいのロン毛野郎でっした。
ここは街中に多い同族経営の小さな床屋でありまっして、親父さん(既に故人)と娘さん夫婦の3人で切り盛りされておりまっした。
現在はご夫婦お二人で運営されちょるのでっすが、旦那さんはさすがにだいぶ歳を取ったなぁという感じになられてきたのでっすが、奥さんの見た目の印象が初めてお会いした時と全く変わらず若々しくて、お世辞ではなく30代後半と言われても違和感がなく、正直にその旨をお伝えしたら
ええ~っ!そんな事ないよぉ。
すんごいババァになっちゃったよぉ~。
と、ご謙遜されるのでっすが、やっぱりどう見ても全然歳を取ったように見えんのよ。オイラより全然歳上なんだけどね・・・。不思議ぢゃ。
さて、誰でも年々歳を取り、いつかは必ず死を迎えるわけでっすが、同年代が若くして逝くのに遭遇するのはやはり何とも言えず哀しいものでございまっす。
2019年末に小学生時代の同級生で親友だったK君が、不慮の事故に遭難して逝き1、2022年には2つ歳上でオイラが“偏執狂的パコ・マニアのページ”というウェブサイトをやっていた頃に出会ったC女史が病没され、2023年にはかつてうちの店で営業を担当し、当時はピアノ演奏と作曲を趣味とし、オイラと何度かジョイント・ライブもやった3つ歳上のI氏がやはり病没するという、何とも切ない経験をいたしまっした。
さて、冒頭の動画はドイツのギタリスト、Isabella Selder(イザベラ・セルダー)によるEduardo Sainz de la Maza(エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ、1903-1982)のギターのための組曲、“Platero y yo(プラテーロとわたし)”の第7曲、“La Muerte(死)”の演奏でっす。
ギターが絡む“プラテーロとわたし”と言うと、Mario Castelnuovo-Tedesco(マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ)の大作、“Platero y yo para narrador y guitarra Op.190(朗読とギターのための「プラテーロと私」Op.190」が大変有名でっすが、エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサのこの組曲作品もスンバラシイでっす。
ちなみに曲の構成は以下の通りでっす。
I- Platero(プラテーロ)
II- El Loco(狂人)
III- La Azotea(屋上)
IV- Darbón(ダルボン)
V- Paseo(散歩)
VI- La Tortuga(泥亀)
VII- La Muerte(死)
VIII- A Platero en su Tierra(故郷に眠るプラテーロ)
この“死”という曲はお聴きいただくとお分かりの通り、普通だったらそのタイトルから重く陰鬱な曲調で書かれそうなんですけど、そこはかとなく明るく美しい曲調で書かれており、この組曲の白眉と言って良い佳品だと思いまっす。
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。
楽譜は1972年に出版されておりまっすが、2014年にスペインのギタリスト、José Manuel Gonzáles(ホセ・マヌエル・ゴンサレス)の校訂による新版も出版されちょりまっす。2
いずれも現在、入手可能でっする。興味のある方は是非どうぞ。


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