今週は本来なら公休であるはずの30日(金)も出勤決定でっす・・・。
某音大大学院を卒業されるお客人へお貸し出しをしていた某楽器の引き取りなんでっすけど、搬入時にかなり苦労をしたお部屋でありまっして、ちょっと憂鬱でありまっす・・・。
しかも、台風10号がヤバそうぢゃないでっすか。まぁ、あまりにヤバそうだったら日を改めざるを得ないのでっすが、果たしてどうなることやら・・・。
さて、冒頭の音源はオーストラリアのギタリスト、Geoffrey Morris(ジェフリー・モリス)によるイタリアの作曲家、Aldo Clementi(アルド・クレメンティ)のギター作品、“Fantasia per liuto su frammenti di Michelangelo Galilei(ミケランジェロ・ガリレイの断片に基づくファンタジア)”の演奏でっす。
ミケランジェロ・ガリレイは、あのGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)の弟で、リュート奏者としてリトアニアの宮殿に仕え、後にバイエルンのマクシミリアン1世の宮廷楽団に仕えた方でっす。
ガリレイ家はリュート奏者家系でガリレオも、父であるヴィンツェンツィオも理論書を上梓するほどリュートに精通した一家でござんした。
で、アルド・クレメンティのこの曲は10コースのルネサンス・リュートのための作品でございまっすが、ジェフリー・モリスさんのように通常のギターでの演奏も可能でっす。(この場合、低音がオクターブ操作されまっす)
ちなみに10コース・ルネサンス・リュートでの録音は先日別件でちらっとご紹介をした鬼才、山田 岳さんの2017年にリリースされたファースト・アルバム、“オスティナーティ”に収録されておりまっす。
この曲はミケランジェロ・ガリレイの1620年に刊行された、“Il primo d’intavolatura dei liuto(タブラチュアによるリュート曲集第1巻)”に収載されている曲から音の素材を切り出し、様々な長さに断片化して再構築されていまっす。(アルド・クレメンティによる音の追加は一切ござらぬ)
断片は21組で構成され、上の譜表はminor(短調)、下の譜表はmajor(長調)になっちょりまっす。
んで、その断片は絶妙なバランスによって配置されていてルネサンス作品でありながら、現代作品的な情緒を醸し出していている不思議な作品でございまっす。
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。
断片はあくまでもルネサンス・リュート曲でっすので、難解な響きは当然一切ありまっせぬ。いやぁ~、面白いなぁ。
弾いてみたい方。楽譜はこちらで購入可能でっす。


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