1973年の第一次オイルショック時、ワタクシは8歳でありましたが、世の中は“トイレットペーパー騒動”が起こってほぼパニック状態でありました。
まだまだ子供だったワタクシは大人たちの狂騒ぶりはどこ吹く風でありまして、それほど困ったという記憶はあまりございませぬ。
現在進行中のイラン情勢の影響でまた“トイレットペーパー騒動”が起こるのではないかと懸念する方が多いようですが、ニュース報道を信じる限り、その心配はなさそうであります。
というのも現在、日本に流通しているトイレットペーパーの約6割が国内の古紙を使用し、残りは北米や南米、東南アジアから輸入しているするパルプを使用しているからとの事でございます。
問題はこれから原油価格がどれだけ高騰するかでございますね。実際、レギュラーガソリン代金が¥200を超えているガソリンスタンドが出てきましたし、これが更に加速すれば国内外の輸送における配送料にも当然ながら影響が出るでしょう・・・。一体、どうなってしまうのか???
そうそう。
先日、クラシック・ギター弦の定番、“オーガスチン弦”がしれっと値上がりしたのですが、何と“黒ラベル”、“赤ラベル”、“青ラベル”のいずれもが遂に1セットの定価が¥4,000を超えてしもた・・・。
コロナ禍以前、“黒ラベル”は1セットの定価が¥1,000代だったに4倍近い値上がりです・・・。もう、ギター弦は気軽に交換出来た消耗品から高級商品でございます・・・。
さて、冒頭の動画はロシアのギタリスト、Valeria Galimova(ヴァレリア・ガリモヴァ))によるドイツ出身のギタリスト・コンポーザー、Thomas Fellow(トマス・フェロー)の“Armenian Impressions(アルメニアの印象)”という2曲から成る作品の2曲目、 “Yerewan(エレバン)”の演奏です。
ちなみに1曲目は“Ararat(アララト)”という曲でございまして、いずれもヴァレリア・ガリモヴァさんに献呈された作品でございます。
アルメニアと言えば、世界最古のキリスト教国でございますね。
首都“エレバン”はこれまた世界最古の都市の一つであり、“アララト山”は現在はトルコ領ではありますが、古代より本来はアルメニアの地であり、国章にも描かれる程、アルメニアの方々の心の拠り所として著名な山であります。
写真や映像等でアルメニアの絶景を拝見するとその美しさに絶句いたします。一生に一度は行ってみたいですが、飛行機嫌いのワタクシには無理っぽいので諦めよう・・・。
さてもさても、“エステバン”の楽譜冒頭部分はこんな感じです。
⑥=D、②=B♭という変則チューニングが使用されている“トッカータ風”のコンサートピースでありまして、実にカッコいいっ!です。
一見すると難しそうですが、変則チューニングの効果と指回りが良いパッセージで構成されていますので、かなり速いテンポで弾いても弾きやすいです。
楽譜はドイツの老舗、Schottから刊行されているトマス・フェローさんの上級者向けのギターソロ曲集(全15曲収載)、“FIN DE SIÈCLE(世紀末))”に収載されており、同社より購入可能です。(製本版&PDF版)
他の収載曲も聴き応え&弾き応えのある作品ばかりであります。興味のある方は是非、ゲットされたし。


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