
昨日からお盆休みの方が多いのと、今日も猛暑という事もあってご来店者がお教室の生徒さんと、スタジオご利用者の方だけだったりしまっす・・・。
今、16:35なのでっすが、外の日陰に置いてある温度計は34℃を示しておりまっす・・・。
誠にお恥ずかしいお話なのでっすが、本日現在の現金売上は驚愕の
¥0・・・。
いやはや、大丈夫だろうかうちのお店・・・。
とは言え、実はそこそこの価格のギターが今日、販売に至っておりまっす。掛売でっすけどね。
ここのところ、ようやく国内外の製作家のギターが、ちらほらと動くようになってきまっした。
相変わらず世の中はあらゆるものが値上げラッシュで大変でっすよね。それでもウン十万もする楽器をご購入下さるなんて、実に有り難い話でっす。
真夏の猛暑で最も頭を悩ませるのが、楽器の配送でっす。特に塗装がセラックニスの楽器はとっても気を遣います。
ご存じの方も多いと思いまっすけど、セラックニスは熱にめっぽう弱いでっすので、万が一、過度に熱が加わりまっすと
溶けまっす・・・。
今日販売に至ったギターは表板のみセラックニス塗装でありまっして、しかも、四国某所に発送なのでございまっす。無事に届くことを祈るしかありませぬ。
20年ほど前の真夏、スペインの某製作家に発注していたギター2本が無事に日本に届きました。ちなみに全面セラックニス塗装の楽器でっす。
で、他の貨物がたまたま多かったらしく通関作業に入るまでに3日かかり、その間は空港の倉庫に仕舞われしまったことがございまっした。
で、4日後にようやくお店に届いたのでっすが、ワクワクしながら梱包を解くと、2本ともセラックニスが溶けてしまっていて、ケースの内張りにくっついた状態になってまっした。
ゆっくり剥がしながら楽器を取り出すと、内張りの繊維が張り付きまくって、まるで無精髭が生えたが如き容貌のギターになってしまって思わず笑ってしまったけ。
まぁ、セラックニスは脆い分、修復はそれほど難しくはないので事なきを得まっしたが、修復はロハぢゃありませんからね・・・。
最近は断熱効果のあるギターケースがございまっすが、かなり高額なんでっすよね。
断熱効果の無いギターケースに真夏の直射日光が当たり続けまっすと、ものの5分ほどでケース内が60℃くらいに上がってしまいまっす。
それに気づかず更に時間が経ちまっすと、確実にセラックニスは柔らかくなってしまいまっす。
また、ブリッジの接着剤も緩くなって最悪の場合、ブリッジが飛んだりしまっす。
もし、高額なギターを所有されている方は可能な限り断熱効果のあるギターケースに収納されることをオススメいたしまっす。
今後も日本の真夏の気候は今年と同じか、更に酷くなることも考えられますゆえ。
と言いつつ、オイラのギターはごく普通のギターケースに収まってるんだけどね・・・。
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