ちょうど一週間前の今日、愚妹をおくりました。享年56歳。2023年度の日本における男性の平均寿命は81.09歳、女性が87.14歳という事を鑑みますと若すぎるのかもしれませんが、こればかりはどうしようもございません。この一週間、様々な思いを抱きつつ日常生活を熟し、愚ブログもいつものように書いておりましたけれど、やはり動揺は隠せず、若干、挙動不審な点もあったかと思われます。ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
最後に愚妹に会ったのは今年の元旦でした。
現在、私は実家から徒歩30分ほどの近所に住んでいるにも関わらず、実家に戻るのは元旦くらいでありまして、今思えばいつでも気軽に帰ることは出来たはずで、が、日々の仕事に追われ疲弊しきった身を運ぶのが億劫・・・という体たらくのままこの十数年を過ごしてきました。
愚妹とは仲良くやっておりましたが、仮に彼女から愚兄の誹りを受けても返す言葉が無い、つまり、決して良い兄ではなかったと思います。
今更ながら、「あの時はこうしてあげれば良かったのだろうか?」、「もっと、優しく出来なかったのだろうか?」とか、後悔の念ばかりが心に過ぎります。
こんな感じでこの一週間は悶々とした日々を送っておりました。
つい先日、“オイラが一年に一度は必ず読む書籍シリーズ第9弾~小路幸也/“東亰バンドワゴン”シリーズ”という記事を書きました。
これまで何度となく再読している大好きな作品で、いつもほっこりとした読後感を得られるので少しでも気分を変えるために現在、再読中です。
今、シリーズ第6弾“オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ”を読んでいます。
今朝、出勤途上の電車内で最終話の“冬 オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ”を読み始めたのですが、このお話は“死”と“生”という、人間誰しもがいつかは経験するテーマが全編に渡って通底しており、偶然ではあるのですが、現在の私の心情と驚くほど合致する部分が多くて身に沁みます。
このお話の中で、老舗古本店“東亰バンドワゴン”の店主、堀田勘一がこう語ります。
「人ってやつはね、失ったもんをいつまでも抱えてちゃあ荷物になって重くて歩けなくなっちまう。忘れなきゃならねぇんだ。自分の中できっちりとケリをつけて、そこに置いていかなきゃならねぇ。そいつが喪の仕事さ。- 以下略 -」
このお話では堀田勘一自身の妹さんが亡くなるのですが、他刊でのある登場人物の姉の死にまつわるお話の伏線回収も兼ねられたシーンになっています。
このお話もこれまで何度となく読んでいるのですが、思わず腑に落ちてハッとしてしまいました。
“喪の仕事”
心に響きました。
もちろん、この小説はフィクションです。
ですが、この“喪の仕事”という概念に悶々としていた気分が救われたのは事実です。言葉を紡いで語られる小説という芸術の素晴らしさを再認識いたしました。
本来なら、このようなごくプライベートな事は書くべきではないと重々承知しております。
実際、書くつもりは毛頭なかったのですが、昨日も例年のごとく水難事故多発のニュース報道を目にし、世界では相変わらず毎日のように戦争で多くの方々が亡くなっている現実に遭遇しますと、身につまされてしまってつい書いてしまいました。お許しください。
今回、この記事に関しましては意図的にコメント欄を閉じさせていただきます。ご了解いただけましたら幸甚です。
私はいつもと変わらず元気でおりますので、心配はご無用です。

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