今朝目覚めると、髪が寝癖で爆発コントみたいに爆裂しており、すぐさま普段愛用している寝癖直しウォーターを噴霧しまくる。
が・・・。シャンプーした後くらい髪がビショビショになっても全く爆裂が収まらない・・・。
な、なんでぢゃぁ~~~~~~っ!
と、頭を掻き毟ったところで夢から覚めた・・・。すんげぇ、リアルな夢だったわ。明日は公休なので4ヶ月振りに散髪しまっすっ!
さて、冒頭の音源は今年の7月に82歳になられるフラメンコ・ギター界のレジェンド、Victor Monge “Serranito”(ビクトル・モンへ・セラニート)のタランタス、“Vuelven los mineros(ブエルベン・ロス・ミネーロス)”でっす。
絶頂期のセラニートの作品は、どれもが細かな音が綾なす曼荼羅のように複雑なファルセータで彩られておって、曲によっては本人しか弾けねぇんぢゃね?っていうくらいある意味変態ファルセータの宝庫でございまっす。
したがって、このタランタスも例外ではありまっせん。
旧愚ブログではどちらかと言うとカンテを模したゆったりとした部分の別な意味で変態なファルセータをご紹介しまっした。音源の4:52~5:10辺りでっす。
もし、赤い譜玉の音を1(左人差し指)で押弦可能な方がいらしたとしら、人間ではありまっせん。神でっす。
ぢゃあ、どうするのかと言うと、この部分は以前何度か書いた(ここ、ここ、ここ)左親指を使った押弦で弾きまっす。
さすがはセラニート先生っすね。ムイ・ビエンっ!
【余話】
ギターでこの押弦を最初に試みたギタリストは誰か?と思いを馳せまっすと、クラギの大巨匠、Narciso Yepes(ナルシソ・イエペス)が真っ先に頭に浮かびまっす。
これは旧愚ブログにも書いたのでっすが、イエペス編による1960年にスペインのEdiciones Musicales Madridから出版されたDomenico Scarlatti(ドメニコ・スカルラッティ)の“ソナタK.380(L.23)”の楽譜に見ることが出来まっする。
原調のE major(ホ長調)を全音低いD major(ニ長調)に移調し、⑥=Dでアレンジされちょりまっす。
3小節目3拍の赤丸部分のベース音F#を左親指で押弦しまっす。
さすがはイエペス先生っすね。ムイ・ビエンっ!
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