今日は自宅からほど近い“上小岩天祖神社”で、“ルドルフとイッパイアッテナ フェスタ”が開催されたのねん。

北小岩ご出身の原作者、斉藤 洋先生もご来場なされたってさ。ええなぁ・・・。仕事ぢゃなかったら行ったのになぁ・・・。(オイラとルドルフとイッパイアッテナに関してはここをご覧くだされ)
昨日はさすがに疲労コンパイ・セグンドで、帰宅して夕食を摂ってグデングデン&ダランダランしておったら、いつの間にか落ちていた・・・。
右股関節はまだ少し痛いのでっすが、もう悲鳴を上げるほどではねぇな。
で、冒頭の動画はAntonio Pastushenko(アントニオ・パストゥシェンコ)さんという方による毎度お馴染みチェコのギタリスト・コンポーザー、Štěpán Rak(シテパン・ラック)先生の“The Tom Thumb’s Laugh(親指トムの笑い)”という作品の演奏動画でっす。
オイラが知る限り、この曲を録音しているのはチェコ出身の巨匠、Vladimir Mikulka(ウラジミール・ミクルカ)の1988年にリリースされたラック作品集、“Voces de Profundis(深淵からの声)”だけかと思いまっす。
ウラジミール・ミクルカと言えば、当時、世界最高峰のギターコンクールと称された“パリ国際ギターコンクール”の1970年に開催された第11回大会において史上最年少の18歳で優勝された凄腕でっす。1
NHK教育テレビで放送されていた“ギターをひこう”にゲスト出演した際の貴重な演奏動画っす。演奏曲はラック先生の“Hora(ホラ、もしくはRumunský tanec-ルーマニア舞曲)”と、Isaac Albéniz(イサーク・アルベニス)の“Asturias(アストゥリアス)”でっす。さすがにめちゃんこ巧いっ!
さて、“親指トムの笑い”でっすが、この作品はエゲレスの有名な童話、“Tom Thumb(親指トム)”に由来すると推測されまっす。
んで、冒頭のパストゥシェンコさんの演奏をご覧いただくとお分かりのとおり、P(右親指)をメッチャ酷使する曲でござんして、脚を酷使した時に膝がガクガクすることを“膝が笑う”という比喩を使いまっすけど、恐らく“親指が笑っちゃうくらいの曲でっす!”という意味合いも込められているのかもしれまっせん。
この作品は何故か未出版なのでっすが、オイラの手元に手稿譜がござんす。冒頭なこんな感じでっす。
この曲、実際に弾いてみるとマヂでPが笑っちまいそうになる・・・。Pをしっかり脱力をして弾かないと腱鞘炎になってまうかも・・・。
とにかく、Pを鍛えまくりたいぜっ!という勇者に楽譜を捧げマッスル・ハッスルっ!
Štěpán Rak(シテパン・ラック)/The Tom Thumb’s Laugh(親指トムの笑い)(PDF)
脚注
- 1977年に開催された第19回パリ国際ギターコンクールで、山下和仁さんが16歳で優勝して記録更新。1993年に開催された最後のパリ・コンまでこの記録は破られなかったなっす。
わぉ!ミクルカさんのギターを弾こうの出演動画があるなんて!
私もリアルタイムで見てましたよ。
この時ラックの曲を初めて聴いて、ぜひこの曲を弾きたいと思ったのですが、当時は楽譜も入手できず悶々としておりました。(最近になってLuziaさんから楽譜をいただきましたが、今度は技術がついてこず、結局いまだ弾けずじまいですが)でもミクルカさんの弾かれている版なら何とかなるんじゃないかな?
ミクルカさん、若いですねー。初来日の時だったら20歳そこそこかな。左手の技術が素晴らしいですね。まったく無駄がありません。最近は全然その動向が伝わってきませんが、もう引退されたのかな?
あと些細なことですが、ミクルカさんはロシアでなくてチェコ出身ですね。
けんいちさん
ワタクシもまさか“ギターをひこう”の演奏動画があるとは知らず、若きミクルカさんはめっちゃハンサムだなぁ・・・とクリビツいたしまっした。
>左手の技術が素晴らしいですね。
全くそのとおりでっすね。完璧に脱力のコントロールがされていて勉強になりまっす。ラック先生の“ホラ”はイントロを省略すると楽かもしれまっせんね。
>ミクルカさんはロシアでなくてチェコ出身ですね。
あぁ~~~~~~っ!やってもうた・・・。速攻で直しまっする!