午前中にギター発送用の段ボール箱が大量に届いたので倉庫に納めて大汗を掻き、一服する間もなく某楽器の積み下ろしを店内 → 工房 → 工房 → 車にしてまた大汗を掻き、更に一服する間もなく大量の教本発送処理をいたしてまたまた大汗を掻き、要するに朝っぱらから昼にかけて肉体労働に勤しんでHPもMPが大幅に削られているジジイでっす。
意外と楽器店店員て肉体労働が多いのよ。
特にキツイのは二段チェンバロを1階の工房から2階店内へ展示のために運ぶ、もしくはその逆の作業なんすけど、うちのお店って2階へ至る階段が
螺旋階段!
なので超大変っす・・・。こんなことをもう30数年やっていまっす・・・。
さて、冒頭の動画はギタリスト、パフォーマーとして特に現代作品を中心に先鋭的な活動をされている鬼才、山田 岳さんによるイタリアを代表する現代作曲家、Luciano Berio(ルチアーノ・ベリオ)の“Sequenza XI(セクエンツァNo.11)”のスンバラシイ演奏でっす。
ご存知かとは思われまっすが、ベリオの器楽曲シリーズである“セクエンツァ”は全部で14曲ございまっする。
このギターのためのNo.11はメリケンの巨匠、Eliot Fisk(エリオット・フィスク)のために書かれた作品でっす。
エリオット・フィスクの演奏音源。
バリバリの現代作品ではありまっすが、国内外問わず演奏頻度が高く、一時期はコンクールの本選自由曲で演奏される方も多かったっすな。
クラギの世界では20世紀最後期に書かれた最重要ギター作品とも言われておりんす。(作曲年は1988年)
演奏技術的にかなりの難曲ではありまっすが、ベリオはかなりギターの特性を勉強されたようで(当然、エリオット・フィスクの助言もあったと思われまっす)、楽譜を見る限りは演奏不能なパッセージはござりませぬ。
楽譜の冒頭はこんな感じでっす。

他の“セクエンツァ”と同様、楽器表現の極北を追うような非常に緻密な書法が、聴く者を楽興という桃源郷へと導いてくれまっす。
楽譜はウィーンの老舗、Universal Editionから刊行されちょりまっする。

もう20年以上前になると思いますが、福田進一さんと佐藤紀雄さんのジョイントリサイタルが企画されたことがありました。その時の佐藤さんのソロにセクエンツァがアナウンスされていて楽しみにしていたのですが、佐藤さんの体調不良によりリサイタルが中止となり残念ながら聴くことができませんでした。その後、この曲を生で聴く機会は一度もありません。
誰か弾いてくれないかなあ。
けんいちさん
>佐藤さんの体調不良によりリサイタルが中止となり残念ながら聴くことができませんでした。
それは残念でございまっしたねぇ。
出版時はかなり大きな譜面(しかも、製本されていない)でっした。もし、読譜で弾こうといたしまっすと、譜面台には乗らないので大変っす。
福田進一先生が現代ギター誌の演奏講座で、この“セクエンツァ 11”を取り上げて下さった記憶がございまっする。
ワタクシはエドゥアルド・フェルナンデスの来日公演で実演を聴いたことがございまっす。スンバラシイ演奏でっした!